2007年04月05日

劇的過ぎた立ち上げ

昨日のFJセミナーが中止になったのは残念でした。

会場のボヤ騒ぎで中止。そんなことってあるのか、と思いました。

夕方、六本木の空に稲妻が走ったときからイヤな予感はしてたんです。

準備は完ペキでした。

実は、一昨日まで東京都のNPO認証書が届かず焦ってました。なんとか、セミナーまでに間に合わせたかったのです。

FJサイトも知人のデザイナーが体調不良の中、セミナーに間に合うよう夜なべで作ってくれました。

僕も夜なべの連続で、参加者への連絡、リスト作成、資料の印刷、アンケート優良企業への表彰状作成、トークセッション内容の詰めなど、セミナーの準備で、ここ1週間の睡眠時間は平均4時間でした。


そして迎えた4/4。

ボクの焦りを察知してか、FJのスタッフが業を煮やして午前中、郵便局に行くとNPO認証書の書留がそこにありました。すぐさま受け取り、その足で九段の法務局に駆け込み、法人登記申請。そしてボクのケータイが鳴ったのが13時25分でした。

「安藤さん!登記完了です。これで今日のセミナーでNPO法人を名乗れますよ!」

武者ぶるいがした。計ったわけではない、逆転サヨナラホームランのような劇的な展開だったのだ。

18時、仕事を終えて、急ぎ会場のアカデミーヒルズ49Fに向かう。

先に来ているFJのスタッフ数名が、受付で資料の封入作業など準備をしていた。NPOの認証が取れたことはMLで報せていたのでスタッフたちの顔もほころんでいる。

皆、この日が来るのを4ヶ月間楽しみにしていたのだ。

早速ボクも、PCのデータやマイクのセッティングをチェック。そしてセミナーのラストで唄う予定の「おとうさんソング」を西村パパ(ミュージシャン)とリハーサルしてから開場を待った。

取材で入ってくれたテレビ東京さんもカメラのセッティングが終了したようだ。

18時40分、あれ?まだ3人?

受付に訊く。おかしいな。
事前の応募予約では、定員150名は埋まっていたのだ。

18時42分、ケータイが鳴る。FJの監事・奥平クンからだ。

「いまヒルズの下にいるんですが、エレベーターが止まってるんです」

エレベーターが止まってる?何が起きてるんだ?

早速、49Fにいるヒルズのスタッフに訊く。

「なんかエレベーターが動いてないようで、お客さんが上がってこれないみたいですが?」

「いま確認中ですが、どうやら51Fで煙が出ているようです」

煙?おいおい火事かよ!?

18時50分、来場者がぞろぞろと受付にやって来た。

ああ、よかった。エレベーター動いたみたい。大したことなかったんだな。ホッ。

トークセッションのメンバーも全員揃ったので、控え室で進行の打ち合わせをする。

18:55分、「ピンポンパンポン〜」館内放送だ。

「こちらは防災センターです。ただいま51Fに煙が充満しています。51Fおよび49Fの方は、係員の指示に従い速やかに避難してください!」

マジかよ〜。

「これ、訓練?」。パネラーの誰かが言う。

控え室を出ると、会場で既に着席してた人がぞろぞろと外に出てきた。そしてアカデミーヒルズの担当者が叫ぶ。

「本日のセミナーは中止となりました!速やかにエレベーターで下に降りてください」

中止だって?何のためにここまで…?????????`?i?????????j

呆然と立ち尽くしていると、

「安藤さん、楽しみにしてたのに残念だね。またやってね」。

FJの支援者が次々とボクを見つけて慰めの言葉をかけてくれる。

「すいません。こんなことになってしまって…。近いうちに必ずまた企画しますので、よろしくお願いします」

そう言って頭を下げるのが、精一杯だった。

客が引いた会場で力なく自分の荷物を片付けてると、背中に警視庁と書いた男がボクに向かって叫んだ。

「早く避難しなさい!」

19時15分、スタッフに促されてエレベーターで地上まで降りる。

「歩いて降りた人はいたんだろうか?」ボンヤリした頭で考えた。

ロビーは人で溢れかえっていた。テレビ局のカメラも凄い数だ。いきなり新聞記者らしい男に訊かれる。

「何階にいらしたんですか?煙は見えましたか?匂いはしませんでしたか?」

ポケットでケータイが振動している。出ると今日参加予定だった人からだ。

「いま遅れて到着したのですが、どうなってるんですか、これ。49Fには上がれないんですか?セミナーはやるんですか!?」

「すいません。煙が出たようで…ハイ、中止です。…また企画します…ありがとうございます…ハイ」。

切っても切ってもまた電話だ。何人応えただろうか、覚えていない。

「安藤さん、FJの大事なイベントの日に、こんなことになってしまって本当に申し訳ありません。近いうちに振替えて必ずやらせていただきますので…」

同じく上から避難してきたアカデミーヒルズの担当者がボクに平身低頭で謝ってくれた。

「ボヤじゃ仕方ありません。明日あらためて善後策を考えましょう。よろしくお願いします」

19時55分、ヒルズ傍の居酒屋。FJの主要メンバーと打ち上げをする。

「セミナーはできなかったけど、無事NPOが立ち上がったということで乾杯しようぜ」

都知事名義の判子が押された認証書を掲げてボクが音頭をとる。

「いやあしかし、劇的な1日だったなあ。このシナリオは誰も考え付かなかったよ」

「でもさ、きっと安藤さんの情熱が熱すぎて、エレベーターも焦げちゃったんだろうね」

「今夜は飲みすぎて荒れないでくださいよー」

みな、いい奴らだ。うん、このメンバーとこれまでやって来たことを誇りに思う。今日はこれでいいじゃないか。

こんなことでメゲずに、また明日から前向きにいろいろ仕掛けていこう。父親なんだからな。

「すいません!ビールお替りね!!」

2007年4月4日。FJがNPO認証された日。でも旗揚げセミナーが中止になった日。

劇的な、あまりにも劇的過ぎた今日のことは、ボクも、FJスタッフも、来場いただいた参加者の皆さんも、きっといつまでも忘れないことだろう。

※参加者の皆さまへ。セミナーの振替日は、ただいま調整中です。FJでは1ヶ月以内には改めて開催したいと考えていますので、お待ちください。決まり次第、このブログでお知らせいたします。(FJ代表・安藤)
posted by 安藤パパ at 08:36| 東京 ????| Comment(6) | TrackBack(0) | セミナー・イベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする