おむつ換えも5年ぶりだが、だいぶカンが戻ってきた。
奥さんは産後間もないので無理はさせられない。
日々の掃除、洗濯、おつかい、炊事など家事全般や、ヒロシの学童のお迎えを、仕事の合間をぬって行っている。
また上の子ふたりにはこれまで以上に、
「ママはサトシのお世話があるし、パパも家事や仕事があるから自分のことは自分でやるように」
と言い伝えてあって、食べ終えた食器を自分で洗ったり、洗濯物をたたんだりと、彼らもずいぶん成長したように思う。
新しい家族が増えると、こういう効果があって面白いのだ^^
しかしこうやって新しいベビーがやってきて、赤ちゃんの成長プラス家族が新しい気持ちで役割を担いながら、楽しく生活している様を毎日近くで見られるのって、やっぱりなかなかいいもんだ。
「会社辞めておいて、よかったなー」とつくづく思う。
だからこれからパパになる男性たちにも、育休取るなり、自分で仕事をコントロールするなりして、このミルキーでピースフルな世界をぜひ体験してみて欲しいな。
きっと人生の価値観が変わると思うよ。

年齢やブランクを感じさせない素晴らしいライブだったが、大スクリーンに映る余裕のスティング(56歳)を視ていて、
「いい歳の取り方してるなぁ」と感じた。
「ボクもあと10年経って、あんな表情で子どもたちと向き合えたらいいな」
と、「ロクサーヌ」を歌いながらそう思う。
そしてロックな余韻の中、家に帰ると、ちょうどサトシがおっぱいを飲んでいた。
その姿はあどけなく、可愛いのだった。
「ずっと、“見つめていたい”よ」。
サトシに、そっと声をかけた。