2009年09月27日

運動会はライブだ!

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運動会シーズンですね。うちの子たちが通う小学校でも昨日、運動会がありました。

娘のテルノ(小6)にとっては小学校最後の運動会。なので、この日ばかりはボクも仕事を入れずにフル参加しました。

昨年まではPTA会長を務めていたので挨拶があり、ちょっと緊張してましたが、今年は一般参加だったので、サトシ(1歳7か月)&ママと一緒にリラックスして観ることができました。

息子のヒロシ(小3)は、なんと昨年の運動会は風邪で休み。とても悔しい思いをしたので今年は万全の体調で迎えました。

結果、80m走で1位位置情報。得意の一輪車の演技も元気に笑顔でこなし、リベンジを果たしました手(チョキ)

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娘のテルノは徒競争系は予想通りの順位でしたが^^;、同級の仲間たちと最後の鼓笛隊演技、そして組体操でがんばりました(組体操は、いつ観ても感動するねー)。

さて、ボクも子どもたちに負けじと、3つの競技にエントリー。

☆大玉送り(サトシを抱っこして参加)
☆綱引き(軍手持参で圧勝)

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☆くっつきリレー(写真:背中合せで腕を組んで走るリレー。コンビネーションが大事です。ヒロシのクラスメートのパパと一緒でした。結果は2位!)

演劇
さて、運動会でのパパの役割といえばこれまで「場所取り」と「ビデオ撮影」が主なところ。でもそれだけではツマラナイですね。

運動会はかっこいいパパの姿を見せるには絶好のチャンスだし、パパ友ができるいいチャンス。パパたちには運動会をもっとライブで楽しんで欲しいです。

運動会でのパパの役割、実はいろいろあります。例えば・・・

@前の日にテント張りを手伝う(PTAの連帯感が強まる)。

A弁当をつくってみる(パパのおむすびは子どもの思い出になる)。

Bビデオや写真ばかり撮ってないで、盛り上げ役になる(記録よりライブを楽しめ!)。

C自分の子ばかりでなく、すべての子を応援する(視野をパノラマにして、同級生たちのがんばっている姿をちゃんとみよう)。

D競技に3つは出る(でも事前トレーニングしておかないと怪我する。筋肉痛は覚悟する)。

E終了後はすぐ帰らず、後片付けを手伝う(うちの学校はほぼ全員が手伝い、片付けは20分で終了。先生たちに感謝される)。

F家に帰ったら必ず子どもに、「よく、がんばったねー」「パパ、感動したぞ!」と褒める(運動会でいい成績が残せなかった子も自己肯定感が持てます)。

G運動会後は、子どもたちの健闘を称えながらパパ友たちと乾杯ビール(昨日も20時から24時まで飲りました〜)

などです。

特に言いたいのは、BやCですね。

運動会は集団そのもが健全か、子どもが集団の中でちゃんと成長を遂げているかどうかを確認するいいチャンスなのです。

自分の子だけを目で追わずに、すべての子どもたちの競技や演技に関心を持って応援してあげてください。

一所懸命がんばっている子どもたちの姿はどの子も素晴らしい。きっと素直に感動するはずです。

いかがでしょう?これから運動会があるパパはぜひ実行してみてください。

晴れ
さあ、気持ちいい秋空の下で、パパもいい汗かきながら運動会をもっとライブで楽しもうexclamation×2

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昼休みに、お兄ちゃんの友達からいろいろ遊んでもらってゴキゲンのサトシ。5年後はサトシがこのグランドを走ってるのかぁぴかぴか(新しい)

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2009年09月24日

次世代パパも合流!FJツアー2009

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先週末は長野県の清里で、恒例のFJツアーを行いました。

このツアーはFJ会員の特典イベントで、ファミリーで参加できる、いわば合宿です(昨年の模様はこちら)。

今回は遠方からの初参加も多く、大人と子ども合わせて総勢70名近くが寝食を共に。ボクも講演の合間を縫って、1泊だけ参加しました。

大人同士はもちろん、子どもたちも年齢超えて仲良くやってたし、自分の親ではないパパやママとも打ち解けて楽しそうでした。

そしてFJパパたちの昨年以上のスキルとパワーを発揮。

料理に、遊びに、音楽に、絵本に、それぞれ得意分野で子どもやママたちを楽しませていました。

今回初参加の新FJパパたちも、相互に感じ、学び合えたはずなので、それぞれのパパ力がアップしたことと思います。

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そう、今回はFJSの学生たちも来てくれました。

子どもたちと遊んだり、厨房を手伝ったり、現役パパたちから目前に迫った就活でアドヴァイスをもらったり、将来の子育てについて語り合ったり…いろいろ収穫があったんじゃないかな。

それに若いうちにこうしたファミリーイベントを経験することで、将来の家族形成意識に好影響があるのではと思いました。

「楽しかった」「勉強になった」と後から感想ももらいました。

FJツアー。今後は次世代パパ育成事業の一つになりそうです。

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子どもって、かわいいだろ?

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2009年09月22日

国家戦略としての父親支援

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ゼロから考える少子化対策プロジェクトチームで一緒だった勝間さんと、毎日新聞で対談しました。

★勝間和代のクロストーク〜安藤哲也FJ代表と語る(2009/9/20)

テーマは民主党政権への注文、今後の少子化対策で必要なことなど。

この日、ボクは熱があったので最初元気が出なかったのですが、勝間さんの相変わらずの切れ味とテンションの高さに誘われて、後半は盛り上がりました。

紙面に限りがあるのですべて伝わってませんが(あまりクロストークになってませんが)、ボクが一番言いたかったのは、日本人の(男性の)働き方の改革です。

家庭や地域でこんなに問題が出ているのに、まだ経済至上主義で父親を会社に縛りつける日本の労働環境(長時間労働、サービス残業)をいまこそ改善して欲しい。

そうしないと、ますます母親や子どもたちにとって労苦は増えるし、父親自身も人生を楽しめない。そして少子化問題は改善しないだろうということです。

環境問題の「25%削減」と同様、「週35時間労働」を法で定め、企業が行動義務として取り組む。

加えて少子化問題は、「静かな有事」(=いまそこにある危機。しかも期間限定)ととらえ、新設された「国家戦略局」で議論し、法定労働時間の改定、男女の雇用・収入平等、保育インフラの整備、男性の育休取得推進施策などをスピーディーにどんどん打ち出していく。

そんなことを、この対談では言いたかった。

父親支援は少子化対策の特効薬になる。すなわち「父親支援」は国家戦略なのだと、FJでは考えています。

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2009年09月19日

パパのためのロックマガジン

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『日経キッズプラス』で、連載していた絵本コラム「アンドーパパのRock'n絵本」が、いま発売中の号で終了しました。

創刊準備号の頃から関わらせてもらい、以降ずっと毎月、ロックな絵本1冊とそれに合うロックCDを1枚ずつ紹介してきました(4年近くやったので計50冊。CDも50枚)。

昨年は連載が書籍化。『PaPa's絵本33〜パパのためのRock'n絵本ガイド』(小学館)が出ました。

また今年は連載が立体イベントに。夏休みの1ヶ月間、世田谷の生活工房さんが<パパ×ROCK×絵本>と題して展示会を開いてくれたのです。

ここまで長い間連載し、また雑誌以外の展開もできたので、もう思い残すことはありません。

キッズプラス初代編集長の尾島さん、2代目編集長の行武さんはじめ、関係者の皆さん、本当にお世話になり、ありがとうございました!


さて思い返せば「キッズプラス」が創刊になった2005年頃は、パパ's絵本プロジェクトは活動してましたが、まだFJの構想はありませんでした。

でも、この頃がおそらく「日本のパパ育児」にとって大きな転換点(出発点)だったのではないでしょうか?

パパ's絵本プロジェクトの絵本ライブでも、この時期から急に父親の参加率が高くなったと記憶しています。

メディアの世界でもその後いくつかの「父親を意識した」育児雑誌が創刊になったり、テレビでも「パパサウルス」のような番組がスタートしたこともそれを裏付けています。

海の向こうのドイツやカナダの父親事情でも、パパの育児が進んだ背景として、こうしたメディアの役割、つまり雑誌の誌面やテレビ画面に子育てを楽しむパパの姿が肯定的に、またカッコよく描かれたことが、保守的だった父親たちを変えた大きな要因だったと言われています。

そういった意味でも、その先駆者である「日経キッズプラス」の功績は大きかった。これからもロックな誌面、読み応えのある記事、パパたちにとって明日からの育児が楽しくなる有効な情報に期待しています。

ボクも連載こそ終わりましたが、そろそろサトシ(1歳7か月)との絵本タイムも本格化するので、まだ見知らぬロックな絵本を求めて、書店や図書館通いを再開したいと思ってます。

最後に、キッズプラスの連載を読んでいただいた皆さん、どうも長い間のご愛読ありがとうございました!

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↑連載最後のRock'n絵本はこれ。ロックな絵本作家・長谷川集平氏の『大きな大きな船』。父子家庭の心揺さぶられる物語です。そしてこの絵本と一緒に選んだCDは?…それは読んでのお楽しみでするんるん



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2009年09月18日

子ども手当、何に使う?

新政権の目玉政策「子ども手当」について、世論調査では「期待する」と答える人が多いですね。

でもその財源は?子どもたちの世代にツケを回すのでは?という不安もあるようです。

そこでFJでは、来年度から支給される「子ども手当」に関して、親は一体何に使うつもりなのかを、アンケートすることにしました。

アンケート投稿フォームはこちらです。
https://spreadsheets.google.com/viewform?hl=ja&formkey=dHo2TlZ3ZzdjckFpbmZNalp4QVNWb0E6MA..

昨日、FJのメルマガ読者に呼びかけたところ、すでに100名を超える方から回答がありました。

このアンケートはFJの会員に限らず、広く子ども手当が給付される世帯の父親・母親の皆さんにお答えいただきたく思ってますので、関心のある方はぜひご協力ください。

少子化対策はこのような「現金給付」だけでいいのか?

保育インフラの整備、働き方の見直し(ワークライフバランス社会の達成)など、男女ともに(特に父親が)子育てしやすい環境づくりが必要とFJでは考えています。

なのでFJではこの結果を民主党ならびに新政権に届け、今後の政策の方向づけの参考にしてもらおうと考えています。

首相は少子化対策というより、子ども手当によって内需拡大・景気浮揚を期待しているようですが、アンケートの様子をみても「貯金する」という人が多いのが事実です。

こうした親たちの意識をしっかり受け止めて、政策を進めて行ってほしいものです。

posted by イクボスブログ at 23:12| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | FJミッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月15日

母の祈りに

昨日は、連合長野に呼ばれて講演でした。

独身者やプレパパも含め、子育て世代を中心に2時間を超え、ロックントークしました。

参加者は皆さん、いい「目ヂカラ」してたので、FJからのメッセージは届いたことでしょう。

若きパパたち、明日からサービス残業やめて早く家族のいる「ホーム」に帰るんだよ。

講演では、パパが子育てをすることの意味と楽しさを伝えましたが、それを阻む長時間労働(サービス残業)の実態についても触れました。

「安藤さんの言った通りの働き方です!うちの息子は。」

終了後、ある女性受講者が強い口調で訴えてきました。

息子さんは東京のIT企業で働いてるらしいのだが、やっぱり毎日サービス残業で深夜帰宅が当たり前。土日は寝てるだけの生活。給料も安く結婚など夢のまた夢で、まさに絵に描いたような「ワーキングプア」。

たまに実家にも帰ってくるらしいが、変わり果てたその疲れた、冴えない表情に母の胸は痛むらしい。

「20代にがむしゃらに仕事するのもいいけど、気がついたら『うつ病』になっているケースも多いので、気をつけてくださいね」

「はい、息子によく言って聞かせます」

彼女の目が潤んでいたのを見て、ボクもワーカホリックだった20〜30代に、オフクロによく心配かけてたことを思い出した(あの頃と今では、仕事を取り巻く環境や職場の空気は違う気がするが)。


長時間労働による、働く者の精神や暮らし(子育て環境)の崩壊。

この非人間的な働き方・働かせ方を、FJはなんとかしたい。

その息子さん、つまり次世代パパの子育てのために。その子どもやママのために。

そして日本全国にたくさんいるであろう、遠く離れて暮らす息子の健康と幸せを願い祈り続ける、母親たちのために。

posted by イクボスブログ at 00:49| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月13日

お母さんは、いらっしゃいますか?

平日、家で仕事や育児をしているといろんな電話がかかってくる。

最近は、小6の娘がいるせいか学習塾系が多い。

うちの娘は地元の公立中学校に行く予定なので、キッパリ断るだけだが(本人も希望。楽しみにしている)、気になるのは電話の冒頭の言葉だ。

「○△社ですが、テルノさんのお母様はいらっしゃいますか?」

中年女性の声でかかってくるが、いきなりカチンとくる。

「母親は仕事でいません。私は父親ですが何かご用でしょうか?(父親じゃ、なんかマズイのか?)」

「あ、そうですか。それならば結構です。失礼いたしました」

本当に失礼なおばさんだ。父親はお呼びじゃないらしい。

でもきっとマニュアルに書いてあるのだろう。「教育熱心なのは母親。父親には売り込まなくていい」と。


一昨日は、こんな電話もかかってきた。

「△○保健所です。1歳半検診の件ですが、サトシさんのお母さんはいらっしゃいますか?」

またまたカチンときたので、少し声高にこう返す。

「私はサトシの父親です!話は私が聞きましょう!!」

「あ、失礼いたしました。えっと1歳半検診の日程ですが・・・」

行政からしてこうだ。

どうして「保護者の方はいらっしゃいますか?」と言わない(言えない)のだろうか?

それは、やはりまだ多くの人が「子育ては母親がするもの」「平日、家にいるのは主婦」と、勝手に決めつけているからだと思う。

保健所の担当者は若い女性だったが、若年層にしてもまだそういう役割分業意識が強いのだ。

父親支援の最大のボトルネックは、人々(男女に限らない)の、こうした役割分業意識にある。


育児休業を取ろうとしたパパが、妻や妻の両親に「世間体が悪いからヤメてくれ」と反対されて諦めた、なんて話はたくさんある。

役所も「男女共同参画社会の実現を!」と叫ぶなら、まずは足下の職員教育や電話・応対マニュアル、文書類の見直しから、しっかりやってもらいたいものだ。

父親たちが照れずに、自由に、楽しく子育てができる環境づくり。同時に母親たちがそれを強いられない社会のあり方のために、FJはまだまだやることがたくさんあるな、と感じた平日の出来事でした。

posted by イクボスブログ at 11:33| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月07日

第一期生募集中!ファザーリング・スクール

お待たせいたしました!
10/1開講のファザーリング・スクール公式サイトができました。

・ファザーリング・スクールのミッション
・プログラムの特徴とコンセプト
・スクールのカリキュラム
・日程、場所
・申込み方法
・プレ体験した受講者の声

などが、載っています。

ファザーリング・スクールでは、現在

第一期生(10/1〜11/19)募集中です!

すでに数十名のプレパパやビギナーパパ、独身男性から申込みがあります。

定員は30名。まだ席に余裕がありますので、関心のある方はぜひお申し込みください。

第一期の開講式(10/1)のスペシャルゲストは、株式会社ワークライフバランスの小室淑恵さんです。

また、「一期トータル受講」以外に、プログラムを単発で受けることも可能。その場合は、@6000円(税抜)になります(一期トータル受講の方が優先となるため、受講できない場合があります。予めご了承ください)。

「父親になることは、楽しい。」

日本初の、本格的父親養成学校「ファザーリング・スクール」にどうぞご期待下さい!

※9/9開催のファザーリング・スクールプレ体験セミナー第2弾は、定員に達したため受付は終了しております。

posted by イクボスブログ at 14:25| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | FJ事業紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月04日

パパも看護休暇を

サトシ(1歳7か月)が、水疱瘡に罹りました。

4日前から熱が出たので最初は「風邪かな」と思ってましたが、オムツ交換のときに股周辺に赤いブツブツが、、翌朝には腹や手、顔にも広がってきました。

まあ小さいときに罹ってた方が、大人になって罹るよりはラクと聞きますし、保育園で流行っていたらしいので仕方ありません。

上のふたりもそうでしたが、保育園に通うということはたくさん病気をもらうということ。でもそれで子どもは免疫力がつくのです。

でも完治するまで保育園には行けません。妻はいま研修中の身につき会社をなかなか休めないので、朝から夕方までボクが家で看病しています。

この間、子連れ外出は無理なので、外で行う打ち合わせ等はすべてキャンセルさせてもらいました。サトシの昼寝中や夜中に、PCに向って少し仕事しています。

でも、こういう風に子どもが病気の時に、自分が仕事を休んで子どもを看られる父親って世の中にはあまりいないのかな、と思います。

先日も、東京都の次世代育成検討委員会に委員として出席したのですが、そのときに、看護休暇制度の利用状況などの実態についての報告を受けました。

平成20年度の看護休暇制度の取得率は、

利用したことがある 父 2.8% 母 8.7%
利用したことがない 父 94.6% 母86.9%

でした。

そもそも看護休暇制度の規定がない事業所が3割近くまだあるのですが、規定を設けている企業でも利用率は10%台と低い。

また、従業員の認知度もそういう制度があることを知らない人が男女とも約60%いるというお寒い状況でした。

ボクは会社勤めをしていたときに看護休暇の制度があることは知ってましたが、子どもの病気で休んだときは、たしか「有休」を使っていたと思います。

おそらく一般的な共働き家庭では、子どもが病気で保育園に預けられない場合、親族や病児保育サービスが近くになければ、ほとんどは母親が有休消化で凌いでいるではないでしょうか?

でも、それが非正規社員やうちの妻のような研修中、あるいはひとり親家庭などの立場の弱い場合は、なかなか看護のための休みが取れずに仕事を諦めたりする人も多いような気がします。

子どもは就学まではいろいろと病気をするものです。最近では新型インフルエンザなどで親も長期で仕事を休まなければならないケースも出てきています。

それには母親の有休だけでは足りないし、子の看護休暇の拡充(※)も来年度からありますが、ぜひここは父親たちも積極的に休暇制度を利用して、子どもの看病をして欲しいと思います。

何故ならそうすることで、父親も育児の責任感や子どもへの愛着心が湧いたり、夫婦の絆が強まったりすると思うから。

そして企業も、次世代育成や男女共同参画、ワークライフバランスの視点からも制度整備ばかりでなく、男性が子どもの看護のために休みを取りやすい空気を作って欲しいと切に願います(介護は空気が出来てるのに、何で育児はないんだろう?)。


ボク自身はいま自分で仕切れる仕事なので、自由に子どものために休みが取れます。それによって仕事が遅れることはありますが、子どものことを考えれば仕方ないと思うし、乳幼児をかかえて働く親というのは、そういうものだからです。

たった1度の子どもの水疱瘡にゆっくり付き合って看てあげたい。これも父親としての、期間限定の喜びなのです。

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具合が悪いので、ごはんもなかなか食べてくれません(泣)。

(※)看護休暇の拡充
小学校就学前の子が一人であれば年5日、二人以上であれば年10日、とする。(平成22年度より施行予定)

posted by イクボスブログ at 13:54| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月02日

パパたちの小さなChange

選挙も終わり、退屈だけど大事な日常がまた戻ってきました。

政権交代という大きな「チェンジ」があったわけですが、街をみてもあまり浮かれた様子がないのは、クールな日本人独特のバランス感覚でしょう。

しかし、新しい時代の時計は動き始めました。

FJとしては父親支援事業に取り組む中で、日本全体の子育て環境の改善、特に父親たちが主体的に育児参画できる社会へのリ・デザインを急ピッチで進めたいと思っています。

新政権の枠組みの中で、NPOの存在・役割はこれまで以上に大きくなるでしょう。FJとしてもしっかりコミットメントし、子育て支援少子化対策分野などで引き続き政策提言を行っていくつもりです。

さっそく選挙直後、与党になった民主党に対しては「父子家庭支援」「保育インフラの整備」「ワークライフバランス推進」などをマニフェストやアンケート回答に則して、速やかに実行もらいたい旨のメールを、FJ代表名で送信しました。

初当選した若手議員たちとも知り合いたいですね。

彼らは子育て世代や次世代パパママだったりするはずだから、きっとFJの事業理念を理解してくれるでしょう。そして連携しながらダイナミックに次世代育成政策を展開できればと考えています。

でも、政治やNPOにだけ期待してはいけません。

「父親の育児が当たり前になる社会になってほしい」と願うなら、父親ひとりひとりが自分なりの努力をしていくことが、ますは大事です。

NPOを作ったり、ボランティアをするのもいいけど、結構ハードルは高い。でも普段の生活の中でもできることはたくさんあるはずです。

たとえば、ボクから忙しいパパたちへの提案としては…

・平日、帰宅時間を1時間早める

・朝20分早く起きて、ゴミ出しをしてみる(←ゴミ袋移動ではなく)

・子どものクツを洗ってみる

・子どもに絵本を読む(自分で買って帰る)

・お風呂で一緒に歌を唄う

・子どもの担任の先生と仲良くなる

・地域の秋祭りで神輿を担いでみる

・酒のツマミを自分で作ってみる

・妻に「ありがとう」と言ってみる

・花を買って帰る

・身の丈で生きる

などなど。

こうした些細なチェンジをすることが、結構大事なことに気づくキッカケだったりします。

それによって子どもの成長が実感できたり、家族の絆が強まったり。お父さんの人生が豊かになる一歩かもしれません。

諦めたり、思考停止になって、消耗戦的な「現状維持」がいちばんよくありません。

父親のみなさん!とりあえず「小さなチェンジ」をやってみて、新しい時代の、笑っている父親を目指しませんか?

父親が変われば、
家庭が変わる、
地域が変わる、
企業が変わる、
そして社会が変わる。

笑っている父親たちが、これからの社会をチェンジするのです。

posted by イクボスブログ at 23:32| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする