2009年10月06日

親子de予防接種

インフルエンザに備え、昨日の夕方は子ども3人を連れて近所の小児科で予防接種してきました(新型ではなく、季節性の方)。

テルノ(12歳)は、大の注射嫌い。前の日から「ヤダナー、ヤダナー」とつぶやいてました。実際の注射のときは目をギュッとつぶってました。

ヒロシ(9歳)も当然嫌いで、去年と同様「終わったらアイスを買う」ことを条件に打つ決心をしました。(やれやれ)

サトシ(1歳)がいちばん打たれ強くぜんぜん平気。看護師さんも「エライねー、お兄ちゃんとは大違いだね」と言ってました^^;

ボクも一昨年にA型に罹ってヒドイ目に以来、昨年から接種してます。

今年は講演会やセミナーでも新型インフルエンザの影響でキャンセルが出てるし、講師のボク自身がインフルに罹ってしまったら主催者に大迷惑をかけることになりますしね。

用心に越したことはありません。

ところで、インフルエンザ予防接種は有料だって知ってますか?

病院によってワクチンの仕入量・価格が違うために差があるのですが、うちの近所のクリニックは良心的で、季節性に関しては子ども@2000円、大人@3000円。今日は4人で〆て9000円でした。

でも、子どもは2回接種だからその2倍!

そして、新型インフルの予防接種も来月受けるのでまた支払が発生(新型の方が高いはず)。

すべて受けると結構な金額になります。

「これって、貧困家庭では支払えるんだろうか?」

注射後に、レジで支払いをしながら考えてしまいました。

先日のNHKスペシャルでも報道されてましたが、親の収入が途絶えている家庭では、子どもが病気でも医者に連れていけないケースがあると聞きます。

またそうした家庭では食事も満足に摂れてないことが多いので、思うに身体の抵抗力も弱まり、病気に感染しやすくなるのではないだろうか。

そう考えると事態は深刻。インフルエンザの予防接種を子どもだけでも無料化できないものだろうか?

そう思ったので、さっそく自分の住む自治体の保健セクションに電話で訊いてみました。

「小児の新型インフルエンザ予防接種費用はかかるのか?」

「2回、同じ病院で受ければ全部で6,000円程度だ」

「生活保護対象者なども支払うのか?」

「新型に関しては公費負担を検討中と聞いているが、まだ決まっていない」

「季節性については?」

「高齢者(65歳以上)は免除制度があるが、小児にはない」

「じゃあ、貧困家庭の子どもがA型インフルエンザに罹ってもお金がないと受けられないということ?」

「そのあたりは、私どもでは何ともどうも・・・」


なんだ、やっぱりダメじゃん。

子どもの健康を守るのは親の責任でもあるけど、国民の健康を守るのは国(自治体)の責任でもあるはずだ。

もちろん高齢者も大事だけど、子どもの命も同等なんじゃないの?

せめて、生活保護世帯の「子どもだけ」でも免除の制度ができないなのか?(だって子どもは自分でお金を稼げない)。

いまインフルエンザシーズンを前に、子どもを持つ親はどんな家庭でも感染を恐れています。罹ってしまったら、就労している親は仕事を休まなければならず、ますます収入は減り、事態は悪化するはずだ。

子どもの医療費については「免除」の自治体も多いけど、こうした死に繋がる可能性のある流行疾患についても、どんな家庭の子でもワクチンの接種が受けられるようになって欲しい。

そんなことを思った、今年1回目の親子予防接種でした。

posted by イクボスブログ at 12:36| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月04日

父親たちが考える「子どもの貧困」

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『子どもの貧困白書』が発行されました。

子どもの貧困を根絶するために多くの人が動き始めている今、出るべくして出たタイムリーな企画です(ボクもFJのフレンチトースト基金の関連で、原稿書かせてもらってます)。

これまで自分の周囲でチラチラとしか見えてなかった「子どもの貧困」が、これほどまでに豊富なデータやさまざまなケースで情報化され、「日本はそんなことになってたのか!?」と読む者を心を揺さぶります。

編集委員の方のこんな言葉が心に刺さり、共感します。

・・・・・・・・・
この国に子どもたちが生きて、確かなしあわせを実感し希望をはぐくむことができているのでしょうか。

そのことを問うたときに、「子どもの貧困」はもっとも優先して解決すべき、社会が許してはならない課題となっています。

「子どもの貧困」という現実に、いまこそ何かアクションを起こさなくてはならないという想いのなかで、この白書を企画しました。

その意味で本白書は実態の書というだけでなく、希望そのものであります。
・・・・・・・・・

FJでは「家の中の良いパパ」だけを目指すのではなく、子どもができたら地域コミュニティに果敢にデビューし、そこで活動すること。子どもたちの安全・安心、そして地域のみんなが笑って暮らせる共生社会を持続可能にするエンジンに父親こそがなろう、とパパたちにも呼びかけています。

自分の子どもだけが幸せな社会などありません。わが子を幸せにしたのなら、すべての子がハッピーになるような希望の仕組みを考える必要があります。

FJでは今後の事業でも「父子家庭支援」に限らず、「子どもの貧困」など父親として考えなければならないテーマに取り組んでいけたらと思っています。

そうそう、今夜のNHKスペシャルも必見ですTV
↓↓↓↓↓↓

★NHKスペシャル「セーフティーネット・クライシス vol.3 しのびよる貧困 子どもを救えるか 」

<放送日時>
 10月4日(日)夜9時00分〜10時28分  NHK総合で生放送
 ※再放送 7日(水)午前0時45分〜2時13分 NHK総合


<番組の内容>

----今、日本の子どもの7人にひとりが「貧困」に苦しんでいます。

日本は今や、先進各国の中で最も
「相対的貧困率」が高い国のひとつであり、
アメリカと並ぶ”貧困大国”となっているのです。

入浴やおむつ替えの回数を減らされる幼児。
病院に行けない、学用品を買ってもらえない小学生。
学費のみならず、一家の生活費まで稼がなければならない高校生。
取材を通して、数多くのそうした子どもたちに出会いました。

戦後、豊かさの一途を辿ってきたはずの日本で、
なぜ、そうした事態が生まれてしまったのでしょうか。

8月の衆議院総選挙で、
民主党は、子どもへの支援の強化を謳い、
未曾有の308議席を獲得しました。

マニフェストの目玉として上げた
「子ども手当」や「高校の授業料実質無償化」は、
そうした子どもたちの厳しい現状を救う、
特効薬たり得るのでしょうか。


番組では、
新政権から、”子ども支援”を担う山井和則・厚生労働政務官、
貧困の現場を深く知る湯浅誠・反貧困ネットワーク事務局長らを
スタジオに迎え、90分の生放送で議論を行います。

声を上げることのできない子どもたちの間に、
深く静かに蔓延する貧困。

その実情を伝えるとともに、
海外での取り組みも紹介しながら、
子どもの育ちを守る、新たな社会保障制度のあり方を探ります。


<スタジオ出演者>  ※順不同

 政府関係者  山井和則氏  (厚生労働政務官)
 財界関係者  新浪剛史氏  (株式会社ローソン代表取締役社長)
 支援者    湯浅誠氏   (反貧困ネットワーク事務局長)
 学者     神野直彦氏  (関西学院大学教授)

 司会:町永俊雄アナウンサー

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posted by イクボスブログ at 10:08| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | メディア掲載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月02日

ファザーリングパパが生まれる夜

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昨日は、ファザーリング・スクールの開講式&第1回目の授業でした。

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まずWLB界のジャンヌダルクこと、小室淑恵さんのロジカルで実感こもった基調講演「父親のワークライフバランス」は、新米パパたちへの温かいエールでした。

そしてその内容に参加者たちは、「企業人」としてもノックアウトされたはず。仕事に育児に、活かしてほしいですね。

次に、スクール主任講師の東パパによる「ワークライフバランス」の講義。ワークを取り入れて、受講生同士のコミュニケーションも弾んだようです。

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ワークライフバランス(WLB)の講演と講義には、こんな感想が寄せられています(アンケートから)。

・限られた時間の中で、WLBについて多くの情報を得ることができてよかったです。

・ワークを取り入れて参加者とコミュニケーションを取りながらの進行は良かった。

・とても説得力のある内容。改めてWLBの大切さを知り、仕事と家庭・育児を共に楽しむための秘訣を教えてもらえた。

・日本全体の状況と今後すべきことをマインドセットした上で、具体的なパパとしての心得が学べた。

・自分がまだまだ「会社」にとらわれていることを痛感。家庭でもまだまだ「自分」が優先で家族のことをぜんぜん考えていないということに気付きました。


ファザーリング・スクール全体への感想では…

・講師の方々の熱意が想像を上回るもので感動しました。すべてがサプライズでした!

・「学ぶ」つもりでしたが、「心」を動かされました。

・これから父親となるのでその心構えのヒントが欲しかったが、2回目以降も多くのものを得られそうです。

・父親にとって必要な情報は、すべてこのスクールに揃っていると思う。

・会社以外の人の父親としての考え方を聞いて刺激を受けたいと思っていたが、期待通りのインパクトでした。

・実際に父親になったので共感することが多かった。普段まわりにこういう人(父親モデル)がいないので、スクールの存在はありがたい。

・さまざまなバックグラウンドを持った子育ての先輩たちの授業を、今後も多角的に享受したいと考えてます。


アンケートによれば、受講生の満足度は100%でした!

そうですね。それを裏付けるのが受講生たちの表情。ボクはそこだけを視てたのですが、最初はちょっと緊張した面持ちのパパたちも時間が経つにつれ、どんどんいい表情(自然な笑顔)になっていくのが分かりました。

そう、Fスクールは「学校」ではありますが、ファザーリングの本質は「楽しむことぴかぴか(新しい)」なので、2回目以降も「楽しくてタメになる授業」になるよう心がけていきたいと考えてます。

ファザーリング・スクールの受講生募集は引き続き行ってますので、
2回目以降からでもお申し込み下さい!!(単科での受講も可です)


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2回目以降のスクール講師陣の紹介もありました。
ボクは11/19にロック爆弾

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授業終了後、映画取材を受けるプレパパ。

★NHK「おはよう日本」のニュースはこちら→

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授業の後は近所の焼鳥屋で懇親会ビール。受講生たちは笑顔でFJパパたちとも交流してました。

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プレパパたちも楽しそう。子ども生れる前から「パパ友」ができたね手(グー)

posted by イクボスブログ at 12:44| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | FJミッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月01日

ファザーリング・スクール開校します!

きょうはいよいよ、ファザーリング・スクールの開校日です。

日本の父親育児にとって歴史的な1日になるかもしれません(大袈裟な^^;)

いずれにせよ、パパ・ムーヴメントのエポックとなるようなロックなスクール(父親学校)にしたいと思います。

今夜のスクールには、マスコミ各社も取材に来てくれます映画

明日(10/2)朝の、NHK総合テレビ「おはよう日本」で、ファザーリング・スクール開校のニュースが放送される予定です(放送は急きょ変更になる場合もあり)。

時間帯は未定ですが(6時台か7時台か)、よかったらご覧ください!TV


posted by イクボスブログ at 16:08| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | セミナー・イベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする