2009年12月30日

パパたちの確実な意識変革

2009年も暮れようとしています。

FJは今年何がしたかったのか?年初のブログにはこう書きました。

事業目標は8割達成できたかと思いますが、いちばん大きかったのは会員数が100名を突破し、そのパパたちの活動のおかげで事業領域が広がったこと。物販事業や海外事業など当初計画に入ってなかった事業にも芽が出てきたことで展望がさらに開けました。

また主力事業の講演会やセミナーの回数も増えました。

「今年はよく新幹線や飛行機乗ったなぁ」と、スケジュールを振り返ってみると、講演・セミナー・絵本講座・シンポジウム・父親授業などの回数は、トータルで200回でした!(FJ全体の受注件数)

自治体や企業・労組などが子育て支援、少子化対策、男女共同参画、ワークライフバランスなどの事業目的で、FJに声をかけてくれたのです。

これはFJのセミナー事業の2年前(07年は年間25回しかありませんでした)に較べるとなんと8倍!

この数字こそが「父親支援」という新しい分野がようやく社会に根付き、「パパの子育て」がスタンダード化しつつあることを示すものではないでしょうか?

また今年はFJの活動はじめ、世の中全般的にも男性の育児や家事参画へのアプローチがいろいろ出てきて(メディアもそれを伝え)、その手ごたえとして、以下のような意識調査結果に父親たちの意識の変化がハッキリと読み取れます。

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★乳幼児の父、「もっと家事・育児したい」が54% ベネッセ調べ
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091214ATFK1101011122009.html

ベネッセコーポレーションは0〜6歳の乳幼児を持つ父親を対象にした育児などに関する調査結果をまとめた。「家事・育児に今以上にかかわりたいか」という問いに対し、54.2%が「はい」と答えた。2005年に実施した同様の調査では47.9%で、6.3ポイント上昇した。育児休暇制度を利用したことがある人は3.9%で、05年から1.5ポイント上がった。

家事・育児の項目別では、「食事の後片付け」を週3日以上するという人の割合が33.1%で05年比4.3ポイント上がった。「子どもを寝かしつける」も28.6%で2.1ポイント上昇した。一方、「子どもと一緒に室内で遊ぶ」は4.1ポイント低下し42.7%。「子どもをしかったり、ほめたりする」も63.5%と1.7ポイント下がった。

調査は8月にインターネットを通じて実施。首都圏に住む父親4574人を主な対象とした。(Nikkei Net)

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★子育て「夫婦同等に分担すべきだ」74% 本社意識調査
http://www.asahi.com/national/update/1226/TKY200912260404.html

朝日新聞社が「家族」をテーマに面接方式による定期国民意識調査(全国世論調査)を実施したところ、夫婦の役割分担のうち「子育て」について、「夫婦とも同じくらい担うべきだ」という意見が74%を占めた。また、子育て支援のために公的負担が重くなることを許容する意見が過半数に達し、子育ては家族だけでなく社会全体で支えていこうという考えも広がっている。

子育てを「おもに担うべきなのは夫婦どちらか」という形で質問したところ、「おもに妻」との意見は23%にとどまり、「夫婦同等に」が大きく引き離した。男女間で意見に差はなく、20〜50代では8割前後と多い。

また、子ども手当について、所得税の配偶者控除や扶養控除の廃止方針(来年度予算案では一部見送り)とセットであることを前置きした上で賛否を聞くと、「賛成」53%が「反対」37%を上回った。支給対象の子どもがいない人でも、賛成が48%と反対43%より多かった。

これに関連して、子育て支援の負担のあり方について、より近い考えを二択で尋ねると、「社会全体で支援するべきなので、公的な負担をもっと重くするべきだ」が53%で「個人の責任でするべきなので、公的な負担はいま程度」の42%を上回った。

いまの社会で、親が子に身につけさせるべきものは何かを四つの中から一つ選んでもらったところ、「思いやりや協調性」(53%)が最多で、「礼儀や規範意識」(31%)が続いた。「個性や自立心」(12%)、「知識や競争力」(2%)は少なく、自分を際だたせるよりも、人間関係に役立つ能力を身につけてほしいという思いがうかがえる。

調査は5、6日に実施した。(江口達也)

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なるほどねー。ずいぶん変わってきたなグッド(上向き矢印)と感じます。

皆さんの意識はいかがですか?

思うに、これらパパたちの変化は、父親自体の弱体化や不況による「パパの巣ごもり現象」といったものではなく、社会環境・経済状況の激変に伴い、パパたちが自分のライフ&ワークスタイルを戦略的に見直し始めたと見るべきでしょう。

「自分の実父のような従来の働き方や、家庭における父親の在り方では無理が出てきた」ことを理解する中で、リーマンショックで残業が減ったことを契機に早く家に帰るようになり、ちょっとパパ業をやってみればこれが意外と面白く、育児という期間限定の喜びにも気づいたことで、パパの価値観つまり「シアワセの方程式」が変わってきたということを、この意識調査の結果は示しているのではないでしょうか。

FJとしてはこれら調査結果を追い風ととらえ、2010年もこのパパたちの意識変革(ファザーリングのススメ)をさらに推進すべく、さまざまな父親支援事業に取り組んで行きたいと考えます。

今年事業でお世話になった皆さん、どうもありがとうございました!
新年も、パパたちへの支援をどうぞよろしくお願いいたします。

またFJのセミナーに参加や当ブログを読んでくれたパパの皆さんへ。
来年も共に考え、仕事も育児も楽しむ生き方(ファザーリング)を実践していきましょう手(グー)

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納会で「来年の抱負」を語る。FJ理事の面々。
向かって右から、川島小崎奥平榊原田中、安藤。


posted by イクボスブログ at 09:02| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月25日

サンタになれたパパ

父子家庭への児童扶養手当支給開始のニュースは朗報でした。

さてFJのフレンチトースト基金では、それに先駆けて受給申請いただいた父子家庭への支援(現金給付)を今月から開始しました。

給付額は一世帯あたり毎月4万円(1年限り)と、お子さんの誕生月に5万円(子ども一人につき)です。※詳しい支援内容(審査会の結果)はこちら

早速、あるシングルパパからメールが来たので、紹介します。

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こんばんは。種子島に住んでいる父子家庭親子の○○です。本日、フレンチトースト基金のご支援をいただき、ありがとうございました。本当に心から感謝しております。

正直、現在もらっている給料では毎月のように赤字で、わが子に洋服のひとつも買ってやれない状態です。どの様にすればよいのかいつも途方にくれていましたが、温かなご支援のおかげで、なんとか年を越せそうです。

また今月は息子の3歳の誕生日なので、ご支援して頂いた中からケーキとおもちゃ、それと洋服に使わせていただきます。

毎日が大変ではありますが、応援して頂ける皆様の為にも明るい家庭を築けるよう、がんばっていこうと思っています。本当にありがとうございました。
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息子さんの誕生日、おめでとうございますバースデー。3歳になれば、子育てもひと段落ですね。

きっとクリスマスも、パパサンタが活躍したことでしょうクリスマス

そう、子どもたちの笑顔こそが父親にとっては最高のプレゼント。

Come On!シングルパパ。  パパをもっと楽しもうexclamation×2

笑顔で新年もお迎えくださいわーい(嬉しい顔)

posted by イクボスブログ at 23:28| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | FJミッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月24日

クリスマスの奇跡〜パパたちの歓喜

昨夜、うれしいニュースが飛び込んできました。

23日に行われた、国の2010年度当初予算をめぐる大臣折衝にて、
父子家庭への児童扶養手当支給が決まったのですひらめき

http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122301000293.html
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091223/plc0912231700008-n1.htm
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20091223AT3S2300R23122009.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091223-00000092-jij-pol

FJでは「シングルファザーも笑って子育てができる環境づくりを!」という理念のもと、今年から父子家庭支援事業を展開。「フレンチトースト基金」を創設し、経済的に困窮する父子家庭を支援する活動をしてきました。

夏の総選挙において民主党マニフェストに「父子家庭へ児童扶養手当を支給する」という項目が乗り、政権交代。「これで実現か」と喜んでいましたが、例の事業仕分けで「先延ばし」の様相が強くなり、大変心配していました(FJから要望書も出しました)。

でもその後、FJ会員のシングルパパを中心として「全国父子家庭支援団体連絡協議会(全父子連)」なる組織も立ち上がり、そのメンバー(子どもたちも!)による熱いロビー活動のおかげで、ようやく支給が決まったのです。

1月からの通常国会を経て正式に決まりますが、この経済支援によって、家計を支えるために仕事を掛け持ちしているシングルパパたちの負担が和らぎ、子どもと向き合う時間も増えるでしょうわーい(嬉しい顔)

FJとしても、本当にうれしい成果(ミッション達成)です手(チョキ)

フレンチトースト基金へ寄付をしていただいた皆さん、この問題を取り上げてくれたメディアの皆さん、そしてFJ会員はじめ、関心を寄せてFJや全父子連へエールを送っていただいたすべての方に厚く御礼申し上げます。

また、約束を守ってくれた民主党・社民党の皆さん。さらにご尽力いただいた厚労省、内閣府の皆さんにも感謝ですグッド(上向き矢印)

父子家庭の子どもたちにとって、最高のクリスマスプレゼントプレゼントになりました!クリスマスぴかぴか(新しい)

posted by イクボスブログ at 07:19| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | FJミッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月22日

ファザーリング・スクール第2期 受講生受付開始!

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お待たせいたしました!

ファザーリング・スクール第2期が始まります。
(2010年1月21日(木)〜3月18日)

会場、カリキュラム、講師陣、受講料(通し料金)などは1期とほぼ同様です。※単科講座受講料のみ6,000円→4,000円(税別)に値下げしました。

ただいま受講生受付中ですので、入学ご希望の方は school@fathering.jp まで、まずはメールでお申し込みください。

内容詳細とお申込み方法はこちら↓
http://www.fathering.jp/school/about.html

第1期では12名のパパ&プレパパたちが、笑顔で卒業していきました。
http://ando-papa.seesaa.net/article/133584030.html

修了式にはプレママたちも駆けつけてくれ、夫の成長を祝ってくれ、微笑ましい光景でした。

第2期スクールでも、父親の育児に必要な「マインド」「スキル」「ネットワーク形成」を会得してもらうべく、こちらも万全の準備でパパたちを迎えたいと思います。

「父親になることは、楽しい」

ファザーリング・スクールで、あなたもパパであることを楽しむ術を身につけ、パパ友と出会ってみませんか?

【関連記事】
★共同通信47NEWS 「父親学校に通ってプレパパ・荒木正太さん」

★All About 妊娠・出産準備「育児を楽しむパパを養成する父親学校」

★ファザーリングスクールに通う夫の観察日記(プレママのブログ)


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2009年12月21日

大分がくる!?

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昨日は、大分県で講演でした(2度目)。

県では昨年から知事の肝いり政策として、「子育て満足度日本一」を目指して、さまざまな事業を展開中。

今年度、少子化対策班が「パパの子育て後押しキャンペーン」を事業化し、その主要イベントとして開催する「パパも一緒に子育て推進セミナー」の最終回に呼ばれたのです。

そう、キャンペーン全体のキャッチフレーズは…

男から父親へ。あなたの「育児宣言」を応援します。

上掲のシンボルマークまで作っちゃいましたexclamation(気合い入ってる〜^^)

県では、県民の子育て満足度を上げる施策として、

@経済的支援(乳幼児医療費の無料化、保育料の減免等)
A保育サービス等、子育て支援策の充実
Bワークライフ・バランスの推進


を、掲げていますが、その中でも特に今回は父親支援に力を入れていて、

☆男性の子育て参加率日本一!

を目指しているようです。

しかし最新のアンケート調査で、大分の男性の育児参加率は全国ワースト1位なので、少々「思い切ったなぁ」と感じましたが、昨日のセミナーでも多くのパパ・ママがボクの話に耳を傾けてくれて、その反応をはじめ県職員の皆さんの意気込みからも、前回来た時から較べるとパパたちの意識改革や父親育児の環境整備が進み、気運も醸成されつつあると見ました。

FJ的にもこれまで感じていた「九州地方は父親支援が進まない」というイメージを払拭させてくれる熱意を感じましたし、今後の九州攻略の足がかりができた気がします。

県のこの父親支援キャンペーンは来年度も続くようなので、ぜひまたもっと大掛かりにセミナーなどでFJとコラボレーションできたらうれしいですね。

今回の大分行きは今年最後の講演会にふさわしい、来年以降の展望に期待がもてる楽しい遠征でした飛行機


posted by イクボスブログ at 23:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月19日

パパ支援こそ少子化対策!

今日は講演で奈良県に向かっています新幹線

県少子化対策室主催のイベント「ならパパ力向上フォーラム〜Let's Enjoy 仕事も子育ても!」で講演とディスカッションします。

事前資料によれば、奈良県は専業主婦率が日本一。平成20年度に県が実施した実態調査では、子育て中の母親の育児に対する不安感・負担感は12年前に比べ倍増しており、特に専業主婦にその傾向が強いという結果が出ています(まあそれは奈良に限りませんが)。

一方、父親はというと、奈良県の男性の帰宅時間は全国で最も遅く、家事育児時間は全国で下から5番目というデータがあるそうです(うーん、ロックしがいがあるなあ)。

で、今年度に父親支援事業の必要性が高まり、今日の開催に至った様子。

かつ、県では「パパ力向上DVD」なる意識啓発の動画コンテンツも制作する周到ぶり(プロの俳優使ってる)。これは結構話題になるかもね(ボクもちょこっと出演してます)。イベント1部の上映会での聴衆の反応が楽しみです!


さて、奈良の仕事を終えたら、その足で伊丹から大分に飛びます飛行機

明日は、大分県の少子化対策課主催のパパ向け子育てセミナーで講演予定。

確か大分県は父親の育児時間が全国最下位だったはず。まさに今年最後の講演にふさわしい舞台です。

でもこの両県のように最近「少子化対策」の目的・文脈で父親支援が事業化され始めるケースが増えてますが、これはFJの望むところです。

寒い天候の中、来場いただくパパやママに熱いエールを送りたいと思います!!

p.s.
本日(19日付)の朝日新聞「おはなしのくに(冬休み絵本特集)本」に出てます。パパが読むと楽しい絵本を5タイトル紹介してますので、よかったらご覧ください〜。



posted by イクボスブログ at 11:09| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | セミナー・イベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月15日

パパ、AED使える?

こどもファーストエイド講習会を開催します。

■いざという時に頼れるパパに!

好奇心いっぱいのこどもたちと一緒に遊んでいるとき
「はっ」としたり「ひやっ」としたことがあるパパ、いませんか?

そんな時、こどもの命を守るのはパパの大切な役目です。
いざというときにお母さん任せにしない、
冷静に対処できる「頼れる」パパに!

■「わかる」から、「できる」へ!体で覚える講習会!

こどものファーストエイド(応急措置)研修は、NPO法人救命医療の質向上協議会とFJのコラボレーション!

救命医療の第一線で働く医師や医療従事者の方々を講師としてお招きします。

お子様の一番そばにいるご家族の皆様にこそ、受けていただきたい研修です。

「頭で理解する」ではなく「体で覚える」、こどものための応急処置の方法を学びませんか。

■ 開催概要
・日時:2010年1月17日(日)13:45〜16:45(受付開始13:20)
・場所:セシオン杉並(東京都杉並区梅里1-22-32、車でのご来場はご遠慮ください)

■プログラム内容:
第一部:小児ファーストエイド(応急手当)講習
1)心肺蘇生法およびAEDの使い方(45分)
2)ケガや事故などの応急手当(45分)

第二部:「パパ、ママのための救命救急を考える」トークセッション
≪パネラー≫
・池上敬一教授
(NPO法人救急医療の質向上協議会代表、獨協医科大学越谷病院救急救命センター長)
・田中尚人様
(NPO法人ファザーリングジャパン 副理事)
・阿真京子様(予定)
(知ろう!小児医療 守ろう!子どもたち!の会 代表)

□講習会講師:
・池上敬一教授(同上)
・NPO法人救急医療の質向上協議会が派遣するインストラクター(医療従事者)

□定員:40名 (先着順。定員になり次第締め切らせていただきます)
・ご夫婦での参加、大歓迎です!
・中学校1年生以上のお子様は、大人と一緒に受講することが可能です!

□参加費:無料
※当コンテンツは、通常12,000円/人の受講料でご提供される講習会です。
本事業は独立行政法人福祉医療機構の助成金事業として、今年度中の実施は【参加費無料】でご提供いたします。なお、受講者の方全員に「CPR&AEDトレーニングキット(4,900円)を【無償提供】いたします。

□託児室のご案内
・託児料金:1,000円(税込/当日支払)
・対象:1歳〜小学校6年生のお子様
・定員:5名

□お申込み方法
メールにて下記アドレスまでお申し込みください。※FJ宛てではありません。
shounifa09@gmail.com (こどものファーストエイド講習会受付)※お問い合わせもこちらまで。


おかげさまで定員に達しましたので、締切らせていただきます。
たくさんのご応募ありがとうございました!
(12/21 ファザーリング・ジャパン)

posted by イクボスブログ at 21:43| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | セミナー・イベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月13日

クラウド・ファザーリング

FJの個人会員数が100名になりました。立ち上げて3年で大台突破です。

「案外、少ない?」

そう思われた方もいるでしょうが、いえいえ、FJは「少数精鋭」なんです。

FJパパファイルでも約半数を紹介してますが、FJのパパ会員は、仕事も育児も自分らしく楽しんでいる人ばかり。子どもを取り巻くさまざまな社会問題にも関心が高く、頼もしい限りです。

会員の年齢も上は57歳から、下は21歳のパパまで。

地域も東京圏が全体の半数ですが、他にも北海道、群馬、茨城、静岡、長野、新潟、福井、愛知、三重、大阪、兵庫、広島、福岡に在住のパパがいて、各地で支部(ブランチ)を結成し、ローカルなファザーリング活動も盛ん。また、外国籍のパパやシングルファザーもいます。

職業も多岐に渡っていて、会社員(業界はさまざま)、公務員、保育士、幼稚園教諭、看護士、大学准教諭、社労士、税理士、行政書士、公認会計士、薬剤師、精神科医、工学博士(エンジニア)、NPO代表、ITコンサルタント、都市計画コンサルティング、イベントプロデューサー、ミュージシャン、作家、カメラマン、編集者、新聞記者、専業主夫、学生、会社経営者などなど、各方面で活躍するパパがそろっています。

その各自の仕事スキルやネットワークが、FJのさまざまな事業に活きてきて、活動を活発化させてくれます。

「笑っている父親を増やしたい」という理念に共感し、職種や地域を越えて、集まってくる父親たちに私はいつもこう言っています。

「FJの情報やサービスを享受するだけでなく、自ら考え、主体的にファザーリング活動してほしい」。

自分だけが満足するのでなく、一人ひとりが動き、その活動をそれぞれのフィールドで可視化すること。それによってひとりでも多くのまだスイッチの入っていない父親を揺さぶって欲しいと思います。

家族や次世代のために社会を変えたいと願う父親たちの、緩やかだけど結束の固いネットワークこそがその原動力となります。

父親ムーブメントは、この笑っている父親同士の連帯から生まれるのです。

さて最近、巷で話題のクラウドコンピューティング

インターネットをベースとしたコンピュータの利用形態のことで、ソフトウェアやデータなどを自分で保有せずに、クラウドコンピューティングでは、ユーザーはインターネットの向こう側からサービスを受ける、という仕組みです。

これを初めて聞いた時、「FJって、これだ!」と思いました。

事業成立の必要条件(リソース)に応じて、さまざまなパーソナリティと職能を携えたパパたちが集まって、父親支援の仕事を推進していく。これはまた、NPO組織の新しい形とも言えるかもしれません。

まさに、クラウド・ファザーリング。

そう、FJとは最強で、最高に楽しい、パパ友ネットワークなのです。

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posted by イクボスブログ at 10:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | FJメンバー紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月10日

パパが選んだ、パパが読む絵本

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紀伊國屋書店新宿本店にて、パパ's絵本プロジェクトがプロデュースした絵本フェアが開催中です(年内限定)!

タイトルは・・・、

デキる男は、パパ力を磨く。〜会話がはずむ、笑顔がふえる、パパだからこその絵本」。

絵本のフェアが、何故こんなタイトルになったかというと、フェア会場が、なんと3Fのビジネス書専門フロアなのです!

絵本がビジネス書売り場に!? 

ちょっと違和感がある人もいるかもしれません。

でも男性と絵本のマッチングで変わっていて面白いかも?

そう、書店の担当者が考えたのかもしれません。

でもパパ(男性)たちは、絵本を探しに新宿店の8F児童書売り場まではなかなか行かないのです。

なので、敢えて男性の溜まり場であるビジネス書売り場で展開。もちろん、紀伊國屋始まって以来の試みだそうです。

さて、「絵本は子どものもの」と思っている大人は多いのですが、実は読むと、大人にも刺さるメッセージがあったり、或いは癒されたり、パパがずーっと悩んでいたことのヒントがそこにあったりするのです。

そう、ビジネス書を何冊読んでも分からなかった、「大事なこと」に気づいたりして、仕事上の暗雲も晴れるかもしれません。

つまり、これからの人生を生きるためのヒントが、インパクトのある絵と、研ぎ澄まされた短い言葉の中にあったりするのです(ボク自身もそれで10年前に絵本にハマりました)。

絵本は、ひょっとするとパパのための哲学書かもしれませんね。

さて、当フェアでどんな絵本が並んでいるかは、ぜひご来店の上、お確かめください。

ついでに、お子さんへのクリスマスプレゼントにピッタリの絵本も見つかるかもしれませんよ 本


posted by イクボスブログ at 21:24| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | セミナー・イベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月08日

パパたちのImagine

きょう12/8は、ジョン・レノンの命日。

1980年のあの日。ボクは高校3年生で期末試験の真っ最中だった。

ニュース(訃報)を聞いてから勉強が手に付かず、ラジオから流れてくるジョンの曲にずっと耳を傾けていたのを今でも思い出す。

ボクは拙著『パパの極意』の中で、「ジョン・レノンこそが、自分の父親モデルだった」と書いた。

そう、1976年に息子ショーンの養育に専念にするため音楽活動を休止したというニュースを聞いたときに「なんてカッコいいんだ」と感激。

あの日から、自分も将来子どもができたらジョンのような父親になろうと決めていたのだ。

ジョンが凶弾に倒れた日から29年。世界はまだ混沌の中にある。

日本の、児童虐待や家族間殺人が多発したり、ひとり親家庭や子どもの貧困が深刻化する状況をジョンが見たら、彼はなんと言うだろうか?

♪『Imagine』の中で、彼はこう唄う。

imagine all the people, Living for today
想像してごらん みんなが今日のために生きてるって。


昨今の不況でリストラされたり、収入がダウンして父親としての自信を失っている人が多いと聞く。

でも、パパだったら想像してほしい。

子どもたちが今日、どんな笑顔でいたかを。
そして、子どもたちの希望と未来を。

そのために僕ら父親がやらなくちゃならないことは、想像の域を脱してもう目の前にあるのだ。

眠っている場合じゃない。
パパたち、そろそろ動こうよ。

I hope someday you'll join us
And the world will be us one ♪


posted by イクボスブログ at 23:39| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする