FJがフレンチトースト基金で提唱していた、低所得の父子家庭に児童扶養手当を支給するための改正児童扶養手当法が本日、参院本会議で全会一致で可決、成立しました!
★児童扶養手当改正が成立 父子家庭10万世帯に拡大(共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052601000351.html
低所得の母子家庭に支給される児童扶養手当を父子家庭に拡大する児童扶養手当法改正案が26日、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。
厚生労働省によると、新たに約10万世帯が対象になる見込み。児童扶養手当は、親の所得や18歳以下の子どもの人数によって支給額が細かく決められている。年間収入が130万円未満で子どもが1人いる世帯の場合、支給額は月4万1720円。
4、8、12月の年3回の支給だが、改正法の施行予定が8月1日のため、11月30日までに申請すれば12月に8〜11月分をまとめて受け取れる。
厚労省は2010年度予算ベースで、地方負担分と合わせ約150億円の支給額の上積みを見込んでいる。
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やりました
昨年の政権交代以来、期待しつつも一度は優先順位が下がって先延ばしになり、クリスマスの奇跡で復活。
そしてあれから5カ月。法律改正なので長引くとは思ってました。官庁や国会でのいろいろな手続き・審議を経、5/20に衆議院、そして本日、参議院にて新法案は無事通過したのです。
これもひとえに、FJ会員をはじめフレンチトースト基金にご寄付・ご協力いただいたすべての皆さん。そして党派を超えてご尽力いただいた国会議員、そして官僚の方々のおかげです。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます!!!!!!!
でもこの成果のMVPは、この運動に勇気と気力と体力を総動員して、果敢にロックした当事者であるシングルパパたちでしょう。
FJには、3人のシングルパパ会員がいます。
福岡・新潟・三重に在住。離れているけど、ネットや電話で常に連絡を取り合い、最後は東京に集結しして記者会見までやってのけました。
彼らのことを「シングル三銃士」と名付け、その目覚ましい活動をFJでは側方支援してきましたが、きょうのこの結実はまさに彼らの偉大な勝利です
最高だったぜ!シングルパパたち
もちろんこれによって現実社会を生きる上で、父子家庭の問題のすべてが解決されたわけではありません。
ですが、今回の法改正に伴う経済支援の実施によって厳しい貧困状況を脱し生活が安定することは父子家庭の子どもたちにとって喜ばしいこと、そして父子家庭の社会的認知の向上にとって大きな一歩です。
今後は「就労支援」などに注力してFJもシングルパパたちとその子どもの笑顔をもっと増やす活動を続けていきたいと思っています(フレンチトースト基金では、6月と9月に残っている給付金の支給を行う予定。10/31には事業の報告イベントを東京で開催します)。
そして、誇り高きシングルパパたちの組織、全国父子家庭支援連絡会(NPO法人申請中)を今後もFJは支援していきますが、どうぞ皆さんも、応援よろしくお願いいたします!!
でも、本当によかった(安堵)。
ボクも天国にいるパパ友(シングルパパだった)に、この法案成立を報告しながら今夜は美酒に酔いたいと思います。