2010年06月13日

イクメンは世界の女性を救う?

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昨日は、セルバンテス文化センターで行われた国際会議
パネラー参加しました。

テーマは「女性のエンパワーメント」

社会における女性のエンパワーメントについて、日本と欧州諸国(スペイン、オランダ、ノルウェー、ドイツ)から学界、政策提言・立案、メディア、コンサルタント、CEOマネジメントと多様なバックグランドを持つ10人以上の識者が集まり、政治・経済・個人の3つの視点から各国の取り組みの現状と、今後の可能性について議論しました。

ボクは午後の3rdセッション(活力ある女性、活力ある社会)に登壇。

パネルではまずノルウェーのオンミ社という企業の女性経営者(ママ)が、自分の会社と人生について語りました。事業は日本の通販でも成功しているそうで、知性と情熱のベストバランスで、仕事も人生も楽しんでいるという話。聴いていて惚れ惚れしました。

次に、『Lof magazine』というオランダで唯一のワーキングマザー向けマガジンを立ち上げた女性(3児のママ)がプレゼンテ―ション。

なぜこの事業を始めたのかや、一般的なオランダ女性が抱える課題について語ってくれました。驚いたのは労働分野では同一賃金・均等待遇のオランダでも、まだ「稼ぎ手は男性」という意識やgood mother(良妻賢母)を求める傾向が女性の中にも根強くあるそうで(本来能力の高い女性が家庭に入ってしまい“退屈症候群に陥っている”という言葉が印象的でした)、だからこの雑誌を発行して「女性たちの意識・文化を変えたかった」と述べていました。これぞロックです爆弾

そして、輝く二人の女性に共通していたのがパートナーの手厚い協力。つまり妻が新しい仕事を立ち上げるときに、家事・育児を応分にシェアしてきたということ。ノルウェー人の夫に至っては1年半もの育休を取得したそうで(さすが男性育休取得率90%の国だ)。ファザーリングと女性の自立・活躍はやはり世界共通で表裏一体なんだと思いました。

そんなワンダフルな話の後にボクも負けじと登壇手(パー)

FJの事業理念と活動状況はもちろん。過去と現在における日本の父親事情や特に「いまなぜイクメンが日本で注目を浴びているのか?」について、自分なりの分析と意見をマーケティング調査の結果などを交えて話しました。

また質疑ではボク個人の育児やWLBについても述べましたが、

「イクメンやファザーリングパパこそが、日本の女性をエンパワーメント(元気に)するのだ!」

というボクの論旨に、会場の参加者や他のパネラーたち(特に女性たち)が大きく頷きながら聴いてくれる姿が印象的でした。

最後のラウンドテーブル・ディスカッション(すべてのパネルのスピーカーによる全体討議)でも、スペインの女性ジャーナリストから「“イクメン”を知ったのは収穫だった」との発言もあって達成感を感じました。

シンポジウムでは全般的に「ジェンダー・イコーリティ」という言葉が飛び交っていましたが、欧州の中でも北欧と南欧では温度差があることがシンポで分かったし、日本においては女性の社会進出度を示すジェンダー・エンパワーメント指数の低さが示す通り、それはヨーロッパから較べると恥かしいほど遅れていることが、各国の報告から更によく分かりました。

最後に…

「どうしたら変化を生み出せるのか?」

モデレーターから投げられたこのテーマについて、各国パネラーから多様な意見(戦略)が語られていましたが、響いたのは「諦めずに女性自身が声を上げること」「平等を訴えるのではなく、人権の問題として語ること」などポジティブな女性たちの意見。

さらに男性パネラーからも「女性の活用こそが社会の活性化につながる」「男性たち(企業人)も生き方・価値観を社会の変化に合わせそろそろ変えなければならない」というコメントでした。

もちろんボクは最後に、こう言いましたよ。

「女性(ママ)の人生を応援する笑っているパパ(イクメン)をもっと日本で増やし、逆に世界に発信していきたい。仕事も育児も楽しむパパの連帯こそが世界の女性問題を解決する大きなパワーになるはずです!」と。




posted by イクボスブログ at 05:39| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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