それはそうと昨日、2009年度の育休取得率が発表されましたね。
★男性の育休取得率、昨年度1.7% 中小企業導入に遅れ
(2010/7/16 朝日新聞)
http://www.asahi.com/job/news/TKY201007160595.html
2009年度の育児休業の取得率は、女性が85.6%で前年度より5ポイント減る一方、男性は前年度比0.49ポイント増の1.72%だった。厚生労働省が16日発表した。男性の取得率は過去最高を記録したが、水準は依然低く、「17年度までに10%」とする国の目標との差は大きい。
09年度の育休取得率は、08年度の出産者(男性は妻が出産した人)のうち、09年10月1日までに育休を開始した人の割合。調査は従業員5人以上の5794事業所が対象で、4509事業所が回答した。
育児休業制度の規定がある事業所の割合は、全体では前年度比1.6ポイント増の68.0%だが、従業員30人以上では89.4%。中小・零細企業での導入の遅れが際立っている。
女性の取得率は96年度以降では初めてダウン。30人以上の事業所では90%を超えたものの、30人未満で72.8%と前年度より20ポイント以上も下落したことが足を引っ張った。
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男性(パパ)は、0.49ポイント増

まだ地を這うような数字ですが、1.56%(07年)→1.23%(08年)のダウンに比べれば「微増」でもとりあえずアップは、父親支援にとって明るい兆しです。
逆に気になるのは女性取得率の落ち込み。やはりリーマンショックによる影響(育休切り)で女性でも取りづらい環境になったのか、或いは保育園待機児童を避けるために産休明けで、スグ復帰するママが増えたのでしょうか?
だとしたら、育休制度(法律)やWLBの理念・目的からして本末転倒です。
この数字の詳細な情況調査と、実効的な対策の必要性を感じました。