2010年10月30日

足元のワークライフバランスこそ大事

10月も明日で終了。いやあ、今月は働きました右斜め上

講演・セミナー・シンポジウム登壇が31本。月間新記録更新ですダッシュ(走り出すさま)

ラジオ出演が7回。メディアからの取材も9回。まさにこれって「イクメン特需」って感じですね。(2年後はないなー)

地方遠征も多く、鳥取飛行機→岩手新幹線→大阪飛行機なんて連続講演もあって移動距離も相当でマイレージも稼ぎました。

まあ、風邪も引かず何とか乗り切りました手(グー)(飛行機は2回乗り遅れましたが…)

ところで、仕事でこんなに飛び回っていると、行った先々でよく

「安藤さんちの子育てやWLBはどうなってるんですか?」と訊かれます。

確かに今月〜来月は子どもや淋しい思いをさせ、妻に負担が行ってるように思います(反省)。

でも、家族カレンダーで確認したら、

・朝の保育園送り回数 11回 (今年の3月は19回)
・夕方の保育園お迎え回数 9回 (3月は13回)
・家族と夕食した回数 14回 (3月も14回)
・地域での絵本ボランティア 2回 (3月は1回)


多少数字は落ちてますが、どうでしょう?これって普通の会社員パパより多いと思います。

まあ較べても仕方ないし、だからどうだってこともないんだけど、「安藤は講演で偉そうなこと喋ってるが、本人の育児や家事を疎かにしているのでは?」という懸念や、「こんなに忙しい中、講演をお願いしてしまって申し訳ない」といった主催者サイドの心配(←よく言われるんです)を払拭するためにも、ボク自身の育児・家事状況を情報公開しておきます。

量的なことはともかく、大切なのは気持ちですねー。

地方へ行ってる時など子どもたちに無性に会いたくなって、無理して1本前の飛行機や新幹線に飛び乗ることも多いし、保育園のお迎えに間に合いそうなときはダッシュするし、やっぱり家にいるのが一番リラックスするので、どうしても必要な仕事以外はキャンセルするなど、快適な子育てライフを送るためにいろいろ自分でコントロールすることが、この数字をキープできているコツだと思います。

さて、イクメン特需によるビジーな情況は当面続きそうですが、家族の笑顔をキープするために「やり過ぎワーク」には気をつけたいと思います。

ちなみに11月も32本の講演予定ありですがあせあせ(飛び散る汗)

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サトシ、来週もパパと保育園行ったり、絵本も読もうな〜るんるん
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2010年10月28日

パパの異業種交流会

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昨日は鳥取で午後にWLBのシンポ出演後、東京にトンボ帰り飛行機

夜は、FJの法人会員社でもあるニフティがコクヨと行う共同イベント「パパ交流会」に参加しました。

これまでの企業内セミナーにおいて自社の社員だけの交流会(ボクがファシリテーターで入る)は結構ありますが、2社のコラボで開催する例は新鮮で、FJとしても興味深いものがあります。

夜
昨年トライアルで1回目を開催して好評だったので今回2回目を開催とのこと。50名近いパパが参加してくれましたが、ニフティ、コクヨに限らず他社から参加のパパも数名いました。

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まずはボクから「イクメンでいこう!」とミニレクチャー。問題意識を高めます。

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その後、グループトーク。子どもの年齢が近いパパ同士で現状の悩みを語り合い、解決法を探っていきます。

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「子どもの叱り方」「ママとのコミュニケーション」など、個別の相談には親身に答えます。

そして今回からの新企画!交流タイムに各グループで下記テーマを選んで、ロールプレイングもやりました。

@ケース1:仕事とプライベートの両立、どうやって折り合いつける?(共働きで突然、保育園で子どもが発熱。ママは会議で抜けられない。さあパパはどうする?)

Aケース2:子ども同士のケンカにどまで父親は介入できる?(貸してたおもちゃを友達が紛失。親としてその友達・親に何と言う?)

Bケース3:育休を取りたいが、会社になんて言う?(仕事一筋・家庭を顧みないタイプの部長に、どう言えば許可してもらうことができるか?)

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いろいろ意見を出し合うパパたち。実際、保育園利用の人や育休取得希望のパパもいて、真剣そのもの。それぞれのケースでボクなりにアドヴァイスをしておきました。

右斜め下
子育てに積極的な男性が増える中、FJでは「パパ友をつくろう!」と提唱していますが、仕事が忙しくて、また勇気がなくてなかなか地域で繋がることが難しいパパも多いあせあせ(飛び散る汗)

そこでビジネスベースでよくやる「異業種交流会」を「パパ」という切り口でやってみると、これが結構オモシロイ。

パパ同士で育児情報を交換したり、育休取得の仕方やWLB達成のための仕事のやり方などを共有することができるのです。

父親が育児を楽しむためには本当は地域でパパ友を作ることが一番いいのですが、名刺がない世界が苦手な日本の男性にとって地域デビューはまだハードルが高い人もいます。

だから名刺を持って気軽に参加できる「パパの異業種交流会」は有効なのかもしれないと、参加者パパたちの笑顔をみて思いました。

ニフティとコクヨのこの取組みは、ロールモデルと言えるでしょう。

今後、他の企業(複数)でも活発化するといいですねexclamation

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2010年10月26日

パパはカメレオン?

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今日は午後に講演仕事でしたが、午前中は空いていたので、サトシ(2歳)がお世話になってる保育園で絵本ライブ(2回目)をやらせてもらいました。(1回目はこちら

サトシを送ってから1回帰宅し、10時に絵本を担いで再登園。子どもたちが熱烈に迎えてくれました^^

まず副園長先生が、子どもたちに訊きます。

「きょうは誰が絵本を読みに来てくれましたか〜?」

「サトちゃんパパ〜」

「がらがらどんパパ〜♪」

「はい、そうですね。でも先生たちはこう呼んでます。“アンドーパパ”。さあ、みんなで呼んでみましょう」

「アンドーパパーーーーー」

「ハーイ、みんな おはよう!また、来たぜ〜爆弾

というわけで、ホールに登場。絵本を読み始めました。

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2回目のせいか、子どもたちも前回よりリラックス。1歳児クラスの子はキョトンとした顔してボクをじっと見てましたが、サトシの2歳児クラス、そして3歳児クラスの子はしっかり絵本に集中してました。

今日、読んだ絵本は…

『もけらもけら』

音感が面白いのか、小さい子中心にみんなゲラゲラ笑って聴いてくれました。

『きょだいなきょだいな』

「あったとさー、あったとさー」。クイズっぽくすると盛り上がります。

『もぐらバス』

たけのこが食べたくなります。

『わゴムはどのくらいのびるかしら?』

ハラハラドキドキの展開に、固唾をのんで聴く子どもたち。

『ぼくはカメレオン』

この絵本のテーマは、「アイデンティティ」。中学生になったらもう1度読んで欲しいな。

というわけで、5冊読了。所要時間30分でした。今日はギターはなし。「読書の秋」でもあるので、読んだ絵本はお話系中心でした。

「アンドーパパ、ありがとう!」

「じゃあなー。また来るからなー」

その後、職員室でお茶をご馳走になってると、2歳児クラスのみんなが「バイバイ」しにやってきた。

ひとりひとり「ハイタッチ手(パー)」してあげたが、ある男の子がボクにこう尋ねました。

「なんで、黄色いエプロンしてるの?」

「ん?あれはね、そう、仮面ライダーの変身ベルトなんだよ」

「??」

「あれ、着けると急に絵本が読みたくなっちゃうんだ」

「へー、そうなんだ〜」(分かってるのか?)

そう、エプロンの効果もあるんだけど、かわいい子どもたちがいると、ボクは絵本が読みたくなってしまうのです。

FJでは子育てや家庭や仕事のそのときどきの状況に合わせて、主力エンジンを切り換えてハッピーバランスを取ることのできる「ハイブリッドなパパを目指そう!」と提唱しています。

赤ちゃんが産まれたら育休を取ったり、子どもやママが熱を出したときに仕事を調整したり、飲み会やゴルフを回避したりできるパパは言ってみれば、周りに合わせて身体の色を変える「カメレオン」みたいなものだなあ、と『ぼくはカメレオン』を読んでいて思いました。

それは自分の身(アイデンティティ)を守るためでなく、きっと家族(絆)を護ることになるんだよね。

posted by イクボスブログ at 19:45| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | My Fathering | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月25日

夫婦で選んだパパの人生コース

先日、某県に講演(テーマ:男女共同参画&WLB)で行ったときのこと。

ボクを呼んでくれた、県庁の部局責任者の男性(50代・大学生の娘さん2人の父親)と講演前にランチしました。

「安藤さんの家はどんな風に育児と仕事のバランス取ってたんですか?」

と訊かれたので、13年前に「子育てマイエリア」を構築して、時間的・精神的にゆとりのある子育てライフを送ってきた話などをひとしきりしました。

するとその男性が「私のところはですね」と、遠い昔の話してくれました。

「最初のお子さんが産まれた20年前、妻と話し合ったんですよ」

「ほおほお」

「これから子どもが産まれたら父親としてどうあればいいかを相談したのです」

「ほおほお!」

「県庁で出世するコースつまり仕事漬けになるか、それを諦めてなるべく家に早く帰り子どもと接する父親になるか、です」

「ほお、当時では究極の選択ですね。で、奥さんは何と?」

「出世なんかしなくていい。子どもたちの傍にいつもいる父親でいて。と言われました」

「ほお!!それで?」

「実際そうしました。子どもが産まれてから仕事の仕方をさらに見直して早く帰宅し、お風呂入れたり、オムツ換えたり…懐かしいなあ」

「へー、ボクも全国でいろいろな公務員に会ってますが、50代でその考え方を持って実践した人はあまり出会ったことがないですねー」

「そうなんでしょうねあせあせ(飛び散る汗)

「いたんだなあ、その頃にもファザーリングパパが」

「でもね、安藤さん。面白いことにそんな“家庭重視”の私にそこそこの仕事、ポジションを県は与えてくれたんですよ」

「そうですよねえ、いま理事さんですもんね」

「ええ、だからその期待に応えなくちゃと思って、日々仕事に向ってます」

「働き方はどうですか?過剰に残業とかしてます?」

「いえいえ、働き方は子どもが小さい時と変わりません」

「なるほどですねー。つまり子育て期に身についた『限られた時間内で成果を出す』という働き方が、結果的に上司にも評価されたし、家族にとってもよかったんですね」

「そうかもしれません。安藤さんの話を聴いてて、自分は間違ってなかったんだと確信できました」

「いい話じゃないですか。今度はそれを県庁の若手に伝えてあげてください。で、娘さんたちや奥さんとの関係はいまどうですか?」

「ええ、もちろん良好ですわーい(嬉しい顔)

そんな講演前の会話でした。

素敵ですねー。子どもが産まれたときの夫婦で選んだパパのワークライフコース。そしてそれが理想的な子育てスタイルになり、家族の絆、パパの「仕事と育児のハッピーバランス」に繋がっていったのです。

振り返れば、わが家もまあ何となくそんな感じで話し合って来た気がします(多くの転職の度に^^;)。

その家にとって事情はいろいろ違うでしょうが、肝心なのは「みんなそうだから仕方ない」と、父親が残業漬け人生に陥るのを安易に受け入れるのではなく(子育てが孤育てになる可能性大)、家族のビジョンをしっかり夫婦で話し合い、それを達成できる働き方・ライフスタイルを自分たちで選択するということ。

そこからしか現状では、日本の豊かな結婚生活&子育て、パパの働き方は見えてこないと思うのです。
posted by イクボスブログ at 23:01| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月21日

ペンギンパパ・プロジェクト始動!

070107_a.jpgNHKスペシャル「プラネットアース」より

産後うつ予防を目的とした支援プロジェクトを、FJと日本助産師会と共同で立ち上げましたひらめき

ペンギンパパ・プロジェクト

産後うつや育児で悩むママを、パパがサポートするための啓発&ネットワーク構築事業です。

ペンギンパパ・プロジェクトの事業趣旨はこちらです
右斜め下

明日、東京で第1回目の産後うつ対応セミナーを開催します!イベント

FJのこれまでの父親支援活動は、こうした問題の予防に繋がることを期待していましたが、今回のプロジェクトでは産後うつ問題にさらに特化し、去る8月9日に開催した緊急フォーラムでの議論をベースに、日本助産師会と協働し、当事者救済とその予防に注力していきます。

関係者の皆さんのご理解とご支援をよろしくお願いいたしますexclamation

posted by イクボスブログ at 10:22| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | FJ事業紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月20日

朝の小学校で絵本を読む

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今朝は、息子ヒロシの通う小学校で、絵本読み聞かせのボランティアをやってきました(2歳のサトシも同伴)。

読書ボランティアは保護者15名程度のサークルで運営。ママだけでなく、パパもボクを入れて3名。おばあちゃんも確か1名いたはずです。

活動は毎週火曜と水曜の朝、始業時間前に教室で読みます(所要時間15分)。本対象学年は1〜4年。毎月シフトで学年が入れ替わります。

今朝ボクは、3年生を担当しました。

「おはよう、みんな。おじさん、誰だか知ってるよな!?」

「4年のヒロシのとうちゃん!!」

「そうだ、よく知ってるなわーい(嬉しい顔)

「だって、俺、ヒロシと友達だもん!」

「これ誰れ?」(←サトシを指して)

「ヒロシの弟で、『サトシ』っていうんだ。よろしくな!」

「わー、ひろし君そっくり〜」(と、女の子)

右斜め下

さて、今日、読んだの絵本本は…

このすしなあに?

「へい、おまち!このすしなんだ?」とボクが絵本で訊くと、

「まぐろ!」
「わたし、中トロが好き!」
「なんで、いくらがないの〜?」

など、お寿司好きの子たちが好き勝手なこと言ってましたわーい(嬉しい顔)

うんこ!

定番『うんちっち』に代わる爆笑絵本。
「くっさーい!」と言いながらも、やはり一番ウケてましたわーい(嬉しい顔)
見回り中の校長センセイも、思わず苦笑い^^;

もぐらバス

この絵本は初チャレンジ。「ピタゴラスイッチ」の佐藤雅彦氏原案のシュールな絵本。「この学校の地底にも走ってるかもしれないぞ!」と脅かしておきました。

いやいやバスの3ばんくん

サトシも大好きなバス系絵本。3年生に読んでみたかったんだよな。

「もう、いやいやバスの3ばんくんではありません」。

事故った後の、3ばんくんがそう思ったのはどうしてかな?

担任の先生も「いい絵本でした」と言ってくれました。

というわけで、今朝の絵本は終了。

「また、来てね〜!黒ハート
「おう、また来るからな〜」手(パー)

左斜め下

3回の教室からサトシを連れて降りると、
「ヒロシにそっくり?それともお姉ちゃんかな?」
保健の先生や主事さんたちに囲まれ、照れるサトシでした。
「さあ、保育園へ行こう」ダッシュ(走り出すさま)

忙しいパパでも、朝の時間を使った地域活動ならできるはず。

さて来月は、1年生に何を読んでやろうかな?

おっと、その前に来週はサトシの保育園でも絵本読むんだった!本





posted by イクボスブログ at 10:43| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | My Fathering | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月19日

広島県知事も育休を取得!

やってくれましたexclamation

広島県の湯崎英彦知事が、約1ヵ月の育休を取ると発表しました!

これまで文京区長を筆頭に4人の市区長の取得はありましたが、県知事レベルはおそらく初ではないでしょうか。

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全国初、湯崎知事が育休取得へ
=第3子誕生で送り迎えなど―広島

 広島県の湯崎英彦知事(45)が今月末に予定される第3子誕生に伴い、「育児休暇」を取ることが19日、分かった。約1カ月間をめどに、主に長男(7)、長女(4)の学校や幼稚園への送り迎えのため、時間休により午前や午後の短い時間を部分的に休む。都道府県知事の育休取得は全国初とみられる。全国知事会関係者は「知らなかった。知事が広告塔となって育休を宣伝するのはいいこと」と話している。

 湯崎知事は今年2月の県議会で、子育てを積極的に行う男性である「育メン」を目指すと答弁しており、公約を実行する。ただ特別職には育休も含めて条例上の休暇制度はないため、実際には子どもの送り迎えをしてから通常より遅く出勤したり、逆に夕方早く退庁したりといった勤務になるとみられる。 

時事通信 10月19日(火)9時25分配信

・・・・・・・・・・・・・・

これで広島県職員(男性)の意識もぐっと変わって、パパが育休を取得しやすくなるだろうし、全国的にも流れが加速しそうです!!

posted by イクボスブログ at 14:28| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月18日

風に乗って届いたパパ支援

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NPO法人東京クレオールフィルハーモニックウインドオーケストラさんより、去る6/13に開催したチャリティコンサートの収益金112,790円を、FJのさんきゅーパパプロジェクトに寄付していただきました!

ここに謹んで、ご報告いたします。

東京クレオールフィルハーモニックウインドオーケストラの皆さん、ありがとうございましたexclamation×2

posted by イクボスブログ at 07:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | FJミッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月17日

イクジイが、来た!

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島根県雲南市に行ってきました飛行機

地方遠征でも普段は現役のパパ・ママ向けの講座が主ですが、今回は趣向・対象が違ってました。
そう、父親でなく祖父、おじいちゃんが受講者。

イクメンならぬ、イクジイ(孫育てに積極的な男性)がたくさんやって来たのですexclamation×2

これまでも男性や高齢者向け講座を多数実施してきた雲南市男女共同参画センターと、(財)しまね女性センターが共催のこの講座名は、「男性のための生活自立支援セミナー」(4回シリーズ)。

今回は「料理」「掃除」「介護」に加え、「絵本読み語り本」がプロフラムに入ったので、講師としてボクを呼ばれました。

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絵本の実演前に「平成育児事情〜男の子育て・孫育てのススメ〜」なる講演をしました。参加した約20名の60〜70代の男性(おじいちゃん)が真剣に聴いてくれました。

そうハッキリ言って、この世代はFJの活動にとって「抵抗勢力」でしたあせあせ(飛び散る汗)

もちろんこの世代の人の中にも育児をしっかりやってきた人もいますが、大方は「男は仕事、女が家庭」という役割分業意識が根強い人たち。だから男性がオムツを替えたり、絵本を読んだりするといういまの父親の姿を心よく思わなかったり、育休を取ろうとする息子や婿に対して「それでいいのか的圧力」をかけてくる、といった話をよく当事者のパパたちから聞いていたからです。

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第2部はいよいよ絵本読みかたり。近隣の幼稚園からキッズたちが来てくれました。まずはボクが模範?演技(4冊)を。イクジイたちは男性が絵本を読む姿を初めて観たようで興味深々の様子でした。

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そしてイクジイの皆さんにも読んでもらいました。
家から絵本を持ってきていた方に「どうぞ、読んであげてください」と言うと、「いいです、いいですあせあせ(飛び散る汗)」と渋りました。
すかさずボクは子どもたちに「さあ、みんな拍手で迎えてあげて!」。
子どもたちのかわいい声援の中、照れながらもイクジイが読み始めたのは『ぐりとぐら』でした。

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2番手は、お寺の住職イクジイ。「友だち、何人いますか?」と読む前に「会話」から入るところはサスガ。読まれた絵本は『にゃーご』。
子どもたちもありがたそうに聴いてました。

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感心して聴き入るイクジイたち。

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続いて登場の方は、自宅でほとんどの家事もこなすというスーパーイクジイでした!
絵本読みも巧く、子どもたちのハートをしっかり掴んでました!
読んだのはボクの定番でもある『パパと10にんのこども』。

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そして最後はセンターの所長。まだお孫さんはいません。
つまり「プレ・イクジイ」ですね。
ご自身の育児のときに読んでいたという『ねずみくんのチョッキ』を披露。これが巧い!味がある!絵本のボロボロ具合が彼の育児体験を物語ってました。お孫さんができたらきっと笑ってるイクジイになることでしょう。

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終了後、子どもたちから「アンコール」が自然と沸き上がっていました。
イクジイの皆さん、また地域の子に読んであげてくださいね

以上で、セミナーは終了しましたend

絵本読んだ方はいい汗をかき、子どものたちの集中した表情&笑顔に接してモチベーションが高まったのではないでしょうか?

また読まなかった方も子どもの様子や楽しそうに読む同輩を視て、「ちょっと孫にやってみようかな」という気持ちになったのではexclamation&question

参加者アンケートでは…

Q)今日の講座を受講して、男性が育児にかかわること、絵本を読むことについてどのように感じましたか?

・社会が変わったとは良く聞きますが、これ程とは・・・実社会の現状をきちんと押さえなければならないと痛感しました。

・「居場所」といえば子どもだけだと思っていましたが、親についても同じ。考えてみたいです。

・これからは男も進んで子育てにかかわっていくことが大切なことだと痛感しました。

・男性も育児参画は大いに賛成です。早くそういう社会になればと思います。

・肩の力を抜いてできることから、少しずつ行動していけたらと思った。

・イクジイは、今後ますます必要と思われます。

・満足した。子どもの生き生きとした表情が大変良かった。

・男性が重要な役割を果たす・・・夫の育児への必要性が家族間でも大切。

・今の時代には必要な事であり、聴けて良かったです。

・まだ孫がいなくていますが今後の参考にしたいと思います。

・絵本は声を出して読む事が大切なことと感じた。

・孫の子守は大変。でも今日の講座で学んだことを活かしたい。

・・・・・・・・
このようにポジティブな感想がほとんどでした。

人生の大先輩である皆さんに対してちょっと生意気なことも言ったかもしれませんが、きちんと冷静に受け止めてくれたところはサスガです。

そう、いまの子育て環境において、パパだけでなく、おじいちゃんの支援・参画があればどれだけ心強いか。

ある意味、優しすぎるイクメンが持ちえない力強い父性を発揮できたり、子どもにとっては「畏れる存在」になれるガンコなイクジイの存在は、現代の家庭や地域の中で必要なのかもしれません。

パパ力(ぢから)に加えて、ジジ力(ぢから)があれば、子育てはもっと楽しくなるはずです。

中高年の社会貢献は、自身のエンパワーメントにもなるでしょうしね。

というわけで、今回の島根遠征はFJにとっても大きな収穫でした。

「イクメン」はもう古い。これからは「イクジイ」が来るかもひらめき

なので今後は、「イクジイ・プロジェクト」を立ち上げて、孫育てや子育て支援で地域貢献したい中高年男性を支援して、
「笑っているおじいちゃん」を増やしていこうと考えてますパンチ

posted by イクボスブログ at 02:17| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月16日

楽しいFMラジオ

FMラジオへゲスト出演します(番組収録してきました)。

まずは「J-WAVE SUNDAY LIBRARY」という、毎週日曜日の朝5時〜6時の1時間の番組。

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ナビゲーターのリアド慈英蘭さんと。

イクメンについて語りました!10/17&24日の2週に渡って出ます。

電車

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そして次は、FM横浜に行ってきました!

こちらも金曜の早朝番組「Yokohama Social Café」。

当番組の過去の出演者はこちららしいです。

慶応大学総合政策学部教授 井上英之さん
NPO法人フローレンス 代表理事 駒崎弘樹さん
NPO法人カタリバ    代表理事 今村久美さん
NPO法人ビッグイシュー基金 理事長 佐野章二さん
みやじ豚 代表取締役社長 宮治勇輔さん
NPO法人かものはしプロジェクト 共同代表 村田早耶香さん
ユナイテッドピープル株式会社 代表取締役 関根健次さん

という流れでFJにもお呼びがかかり、活動全般についておしゃべりしてきました。

10/22と29に出ます。こちらはボクのリクエスト曲も掛かりますよ!るんるん

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パーソナリティーの野口吉昭さん、渡辺麻耶さんとスタジオで。

どちらも朝早いけど、よかったら聴いてください!音楽

テレビ出演は好きじゃないけど、やっぱりラジオは楽しい。

どっちの番組でも「安藤さんの今後の方向性(夢)は?」と訊かれたので、もちろん

「ラジオDJになるのが夢です!」

と、答えておきましたわーい(嬉しい顔)

posted by イクボスブログ at 05:43| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | メディア掲載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする