
正月でヒマなので書店店頭で時間をつぶしてきました。
『日本の論点2011』(文藝春秋)に、「働き方と生きがい」という項目があり、「ワークライフバランスの意味」という「論点」があります。
東レ経営研究所・佐々木常夫さんのコラムも興味深いですが、データファイル【なぜ男性は育児休暇が取りにくいのか?】では、その論点が分かりやすく解説されています。
男性が「取得しない理由」や、育休取得にからむ経済的な不安についても新聞記事によるシンクタンクの年収試算(子育て家庭の夫妻ふたり分の給与変動)を引用し、「夫が育児を分担しながら子育て期を乗り越えれば、妻が働き続けられる可能性も広がり、長期的には世帯の生涯賃金は増える」と、夫の育休取得のメリットを説明しています。
ぜひ、ご一読ください。(FJのさんきゅーパパプロジェクトも紹介されてます)

『現代用語の基礎知識2011年版』では、やはり「イクメン」がキーワードとして紹介。
また「社会福祉」のカテゴリで、「子育てパパ支援」の項目があり、改正育児介護休業法(パパママ育休プラス)や、厚労省のイクメンプロジェクトについても解説がありました。
また此処でも、FJのさんきゅーパパや父子家庭への経済的支援(児童扶養手当支給)の記述もありました。
こうした総括メディアに、男性の育児についての記載が増えたことは歓迎。父親支援の大きな流れは出来上がっていると思います。
FJとしても論点を整理・明確化し、日本において父親育児を阻む構造的な問題を解決するプロジェクトを進め、今年も結果を出していきたいと考えています。