2011年03月16日

被災地にもダイバーシティを!

震災に関するテレビ報道だけを見ていると、私たちは被災された方を大括りに視てしまうようです。

でも実際の社会がそうであるように、被災者の方の状況も多様で、いろいろな事情を抱えた人がいるはずです。

高齢者や妊婦さんや乳児を抱えた家族への支援情報はメディアでも散見されますが、ひとり親家庭、児童養護施設といった家族・子どもたちへの視点・支援情報が欠落していないだろうか?

そして最も気にがけなければならないのは、障がい児(者)の皆さんのことです。

ボクもその視点が欠けてましたが、金沢の同志・山本実千代さんからのメールでハッと気付かされました!

そのメール(山本さんからのメッセージ)を下記に紹介しておきます。

一人でも多くの方が被災地にいる障がい者の方や、多様な家族・子どもなどへのダイバーシティ(多様性)な視点を持つこと。そして支援のアクションに繋げてもらうために。

・・・・・・・・・・・・・・・

<お願い!今、私たちが気づくことひらめき

過去に例を見ない大地震が、東北・関東地方を襲いました。

大津波による被害や犠牲者も把握できない程の規模です。

こんな状況の中ですが、皆さんに「気づき」と「心がけ」を

是非ともお願いしたいのです。


それは、障がい児(者)のことです。


阪神大震災の時も、能登地震の時も、新潟の地震の時も

すべてそうでしたが、

障がい児(者)のことがニュースやラジオ、マスコミ関係で

一度も取り上げられません。


被災地や避難所の映像の中にも、彼ら(障がい)の姿は全くありません。

今回の地震発生時・3月11日午後2時46分頃は、障がい児(者)は

学校・学童・作業所・授産施設にいたものと思われます。


ただでさえ彼らには、何らかのハンディがあります。(知的・精神・発達・自閉・身体)

普段の生活においても生きずらさを抱えている人達です。

誰かの支援の手がないと生きていけない人達です。(ヘルパーさん、生活支援の人達など)

テレビで悲惨な状況を見るたびに、心が痛みます。。。。


地震の被害が大きければ大きいほど

人々は、自分のことで精一杯になります。

人のことをかまっている余裕がなくなってきます。


彼らは今頃(障がい)どこで、どうしているんだろうか?

健常者の様に、物事への理解と判断ができにくい彼ら。。。

話や説明を聞いても健常者の様に理解するのは難しい。。。

親や支援者が側にいるといいのだけれど。。。

全く知らない人だと、彼らにどう接してよいのか分からないだろうし。。。


彼らはある意味、非常に敏感だから

パニックを起こしていないだろうか?


被災した人達と同様に、彼らも必死で生きようとしているはずです。

みな同じ時を生きています。

どうか皆様の「気づき」を切望します。

日常生活支援 サポートハウス
代表 山本 実千代  Email : aiko124@io.ocn.ne.jp

日常生活支援サポートハウスとは?
障がいのあるなしにかかわらず、子ども達の日常生活自立に向けての支援活動を行うことを目的に設立。不登校児・障がい児(者)・ひきこもり等5才〜20才ぐらいまでを対象とし、一時預かり・ホームセラピー・宿泊体験・寄宿・生活訓練など子どものニーズに応じた支援活動に取り組む。
また、余暇支援の場として週末には地域交流型のイベントを行い異年齢交流や屋外活動などの体験型プログラムも行っている。

posted by イクボスブログ at 09:10| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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