2013年08月16日

No One But You〜若過ぎるパパ友の死

井岡君@.jpg

大切な友人のひとりで、ファザーリング・ジャパンとタイガーマスク基金の会員だった井岡パパこと、井岡和海さんが心筋梗塞で急逝しました。享年32歳でした。

井岡パパは20代からFJで精力的に活動してくれて、奈良に移住してからはFJK(NPO法人ファザーリング・ジャパン関西)に舞台を移し、FJK事務局長として辣腕を振るっていました。

ここ1〜2年は関西出張のときに新大阪駅でよく会って、「FJKを盛り上げて関西でも“笑ろてる父親”を増やしたいんですよ。安藤さん、どうすればいいですかねえ?」と相談をよく受けていました。

また昨年、僕がタイガーマスク基金を立ち上げたときもすぐ賛助会員になってくれて、奈良から東京の勉強会にも来てくれて、「関西でも絶対やりましょう!安藤さん。タイガーの勉強会をやりましょう」と、進めてくれその年の10月にDV予防の勉強会を開いてくれたのでした。

でも僕がいちばん印象に残ってるのは、ファザーリング・スクール1期生だったときの井岡クン(写真)。

井岡君.jpg

スクール最終日(修了式)には「私のパパ宣言」として家族への手紙を受講生が読み上げるんだけど、当時、子どもが0歳だった井岡パパが思いを込めて読んだ宣言文に会場のパパたちも感動していたし、僕も彼の宣言を聴いて「スクールやってよかったなぁ」と当時のブログに残してたので、改めて以下に記したいと思います。

それにしても若すぎる死だ。4歳の子を遺して、、井岡パパ、さぞかし無念だったと思う。。

でも安心してほしい。ご家族はFJみんなで支え守っていくよ。

そしてきみの遺志を継いで、僕らFJやタイガーは活動に励み、日本中に「笑顔の家族」をもっともっと増やし、「チャイルドファーストな社会」を実現していくよ。

以下はファザーリングスクール1期生だった井岡和海さんの「私のパパ宣言」(原文/2009年11月9日)です。

・・・・・・・・・・・・

智子へ

私はファザーリング・スクールで学んだことから、今までの至らなかった点を改めるよう努力し、今まで以上のパパになります。

今まで、智子に対して、ありがとう等のお礼の言葉、ねぎらいの言葉、褒める言葉をかけるのがとっても苦手でした。

理由はなんか照れくさかったから。

そんなことからか、育児の方針についてじっくり話をしていませんでした。離乳食をどういう理由をもっていつ頃から始めるか、保育園にはどのタイミングで入れることを考えるのか、など。

お互いの考えかたが大体似ていることから、じっくり話をすることから逃げていた気がします。

ファザーリング・スクールで、こういう部分から逃げていてはいけないことを学びました。

また、実際に実践されているパパやプレパパの姿を見て、彼らがより良い家族の関係を築けていることを目の当たりにし、実践する大切さを実感しました。

これからは、ファザーリング・スクールで学ぶことで見えてきた点、実践できてなかった部分を少しずつ変えていき、育児の方向性についてもじっくり話をし、不足している部分はお互いに補完しあい、一番理想とする方向を二人で見出していきます。

私は、子育てを含め家族のことは全て平等な協業だと思っています。育児も家事も、地域への貢献も、社会への貢献も、全て母親と父親は平等に関わりたいと思っています。そういう形を理想と考えてます。

子どもに対して、仕事を、生活を目いっぱい楽しんでる親を見せたいと思っています。人生は自分で切り開いていくことが楽しい、ということを教えたいと思っています。

私はこれを体現する親でありたいし、智子にも一緒にそうなって欲しいと思っています。

しかし、現在は、一度退職してしまった女性の社会復帰が厳しい社会です。

パートや派遣でということであればすぐに復帰できるだろうけど、長いキャリアを考えた上で、単なる時間の切り売りにしかならない仕事はもったいないとも思います。

寄り道は時として思いもよらない成果が出たりするので、必ずしも否定できないけど、社会の女性差別に負けないで自分の納得できるキャリアを築いて欲しいです。そのためには全力でサポートします。

私自身が、これから会社を辞め好きなことを始める身で、今後収入に関してはとても不安な状態だけど、今大切に思ってるすべてのことを何とか形にしたいと思ってます。

壁はたくさん有るけど、共に乗り越えていきたいです。  井岡和海
・・・・・・・・・・・・・・

一昨日の通夜式に出席しましたが、この日は奈良県の行政やNPO関係者、子どもの保育園のパパ友やママ友がたくさん来ていて、井岡パパの仕事ぶりや地域との関わりの深さがうかがい知れました。

そしてFJメンバーも関西だけでなく名古屋や東京からも仲間が駆けつけてくれた。式後の供養の席ではビールを飲みながら井岡クンの思い出を語り合った。おもしろいエピソードではみんな泣きながら笑っていました。

仲間から慕われ、頼りにされていた井岡クン。
家族と、Rockと、クルマをこよなく愛した井岡パパ。
ありがとう。どうか安らかに。

No One But You (Only the Good Die Young )

天国にいるロック好きな井岡パパに、この曲を捧げます。


QUEENのフレディ没後、その追悼の意を込めて、ブライアン、ロジャー、ジョンの3人が演奏しています。

posted by イクボスブログ at 05:02| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。