父親の育児参画を推進するファザーリング・ジャパン(FJ)では、男性育休の課題と展望をテーマに緊急フォーラムを開催いたします。
男性の「育休」取得率は2.30%(平成26年度速報)。女性の86.6%に比べるとその差は歴然です。3月20日に閣議決定された少子化社会対策大綱では、配偶者の出産後2カ月以内に男性が休みを取る「産休」の取得を推進、5年後に80%という目標を設定した。しかし、「イクメン」は表面上増えているが、一番肝心ともいえる「産後」に男性が仕事を休み、親としての責任を果たすという欧州のスタイルが日本ではまだスタンダードではない。
FJで6月に実施した「隠れ育休アンケート調査」でも「育休取得に必要な環境」についてパパたちに訊いたところ、「職場のムード」「上司からの声掛け」の項目を選択した父親が約6割となり、上司のワークライフマネジメントが鍵を握っているということが分かった。このような情況を踏まえ、「笑顔のさんきゅー(産休)パパ」を増やすにはどうしたらよいか。海外の事例、企業や自治体の先進事例を学びながら、皆さんで一緒に考えていきたいと思います。
Fathering Japan 主催 さんきゅーパパ緊急フォーラム
『少子化・女性活躍の時代に男性の育休取得はこのままでいいのか?〜笑顔の産休パパを増やそう!』
★日時:2015年8月18日(火) 14:30〜17:00
★会場:文京シビックセンター26F スカイホール
http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civiccenter/civic.html
★対象:企業・自治体の人事労務担当者、当事者、学生、この問題に関心ある全ての方
★参加費:無料(直接会場にお越しください)※乳幼児同伴可
★プログラム:
@基調講演(30分)「父親の育休取得拡大を実現しつつあるドイツ〜その成果の背景・要因と日本への示唆」 大嶋 寧子さん(みずほ総合研究所 主任研究員)
A発表(15分)「FJ隠れ育休アンケート調査について」塚越 学(FJさんきゅーパパプロジェクト リーダー)
Bパネルディスカッション『笑顔のさんきゅーパパを増やすには?』
<パネラー>
橘 信吾さん(IT系企業勤務、子2人で育休3回取得。厚生労働省「イクメンの星」受賞)
成澤 廣修さん(文京区長。全国で初めて男性首長として育休を取得して話題に)
島津 侑香さん(損保ジャパン日本興亜 人事部ダイバーシティ推進G。男性育休100%の取組について)
高祖 常子さん(育児雑誌『miku』編集長。産後ママからの夫や企業社会に対する声を届けたい)
品川 彩さん(お茶の水女子大学4年生 未来のママから)
前沢 学さん(創価大学 4年生 未来のパパから)
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