2009年04月14日

パパたちのStarting Over

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一昨日は、フレンチトースト基金創設記念シンポジウムを開催しました。ご来場の皆さん、ありがとうございました。

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第1部は、立教大学の湯澤直美先生の基調講演。
テーマは「現代家族と子どもの貧困〜“孤立”から“つながり合う”家族へ」。

「貧困は見ようとしないと見えない」。

OECDが発表した「ひとり親世帯の子どもの貧困率」などの情報や「気づき」の多いお話でした。

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第2部は、基金PTメンバーの塚越パパとボクで、フレンチトースト基金の概要についてプレゼンテーション。
会場の皆さん、ご理解いただけましたでしょうか?


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そして第3部は、お待ちかねのパネルディスカッション。

壇上には、ボクを入れてずらり9名。ちょっと欲張りすぎたかなと思ってましたが、これまた参加者にとって気づきの多いフォーラムでした。

ひらめきなんと、小渕大臣(少子化相)からも心強いメッセージをいただきました(ありがとう、小渕ママexclamation

さてそれぞれのパネラーからは、各自の報告と熱い提言をいただいたのですが、ボクが知らなくて一番感心したのは、FQ JAPANの清水編集長がシンポのために調べてくれたイギリス、フランス、カナダのシングルファザーの様子と支援の仕組みの話。

「日本とこれらの国では、シングルペアレントの話題において、
“トーン”が違いますね」

編集長はそう言ってましたが、確かに報告の中には日本とはちょっと違う、こんな海外シングルパパの「声」がありました。


・しつけの方針で以前はよく妻と衝突していたが、今は一人で決められるのでストレスがない。

・料理や洗濯など、何でも出来るようになり、一人の大人として、以前より自分に自信が持てるようになった。

・まわりからしっかりした人だと思われることが多くなり、女性からモテる。

・子どもとの絆が強くなり、子どもとの将来の関係に対して不安が少ない。

・忙しいので、何事に対しても計画的になった。

・いろんな人からサポートしてもらう必要があるので、人付き合いが上手くなった。

・子どもにとって、一番の存在になれる。


いかがでしょう?

これがひとり親支援の行き届いた国のシングルパパの声です。(FQ JAPAN誌上では、ぜひビジュアル付きでレポートして欲しいです、清水さん!)

逆に日本の場合はどうだろう?

ひとり親家庭、特に父子家庭はその数や実態について社会の認知も低いし、どうしてもネガティブなイメージがつきまとう。

メディアも、その「困惑ぶり」「大変さ」「貧しさ」ばかりを報道したがる。

実際そうなのもしれない。

いや、たぶんそんな父子家庭は多いのでしょう。

でも、自分で実態を見ようともせず、負のイメージばかりを流されたら、周囲の人は彼らを「崩壊家庭」とみなし、憐れむだけ。

そんなのおかしい。それだけでは足りない、とFJは考えます。

実際、ボクが出会ったFJ会員の3人のシングルパパは見た目もカッコイイし、シンポの報告でもあったように、そんな状況の中でも子どもの笑顔のために楽しくたくましく暮らし、父親としてこれまで以上に子育てを満喫している、まさに「ファザーリングの鑑」のような父親たち。

FJでは、こういう明るく楽しく前向きに生きるシングルパパの姿を情報化・可視化することが、このシンポやこれからの広報活動の狙いなのです。

そして今後は、フレンチトースト基金の活動を通して社会の認識が変わり、加えてそれが国や自治体の支援政策に繋がることで、現状、自信を失っていたり、諦めたりしている父子世帯のお父さんが勇気を持って再出発し、収入の多寡でなく「生き方がカッコイイ父親」として堂々と子どもの前に立ってほしい。

そのことを、つまりFJのモットーである「笑ってる父親」に彼らが変わっていく。そのことを応援していきたいのです。(←これは父子家庭に限らず、これまでやってきた父親支援事業と同じ目的です)


「シングルになって、本当の父親になれた」

一人のパパが、シンポの打ち上げでこう言っていました。

彼は37歳。まだ妻がいた頃、あまり家庭を省みずに仕事のことばかりを考えて毎日をただぼんやり過ごしていた。その頃、妻が家出して大事なことに初めて気づいたそうです。

また、ワーカホリックが過ぎて妻に家出された別のシングルパパは、壇上からこう言い放ちました。

「会場の男性の皆さん!ママ(妻)がいる人は、ママを大事にした方がいい」

これ、説得力あり過ぎ^^;。 気をつけましょうね、皆さん。

まあ、できればシングルにはならない方がいいんだけど、なってみないと分からないこともある。

それに気づいてスイッチが入って、子どもたちへ愛情を注げる父親に戻れることもある。

そう、『クレイマー、クレイマー』の主人公のように。

でもそれでいいんじゃない?

そこからフリダシに戻って、父親を始めればいい。

今度はちょっと肩の力を抜いて、愉快に生きる、笑うパパを目指して。

FJは、そんなパパたちの「Starting Over」を応援します!

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↑FJのシングルパパが作った愛情弁当ぴかぴか(新しい)
会場から拍手が起こってましたよ。








posted by イクボスブログ at 23:57| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | FJミッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
NHK「パパサウルス」のスタッフブログでシンポのことがレポートされてました!

http://www.nhk.or.jp/papasaurus-blog/100/18245.html

Posted by 安藤哲也 at 2009年04月16日 14:55
フレンチトースト基金シンポジウム当日は、

運営スタッフとしてお手伝いをさせていただきました!
僕自身、現在学生でありながらパパをやっている身なので、
「父親」とは何たるかは何となくわかってはいるつもりなのですが、
当日お話してくれたシングルパパの方々の足元には到底及ばない!!!
というのを強く感じました。
それだけカッコよかったのです。
今までのシングルファザーに対する印象は、
ガラッと変わりました。

僕は4月に、ファザーリングジャパンの学生インターン・学生パパ代表として、
Fathering Japan student'sというFJの学生組織を立ち上げて、

「学生」と「父親」

という従来はあまりにも遠すぎた二つを近づけよう!という活動をしています。

そこでも積極的にフレンチトースト基金のPRをしていきたいと思います。

Fathering Japan Student'sのWebサイトはコチラ
↓↓↓
http://ameblo.jp/fathering-japan-students/
ブログ形式の情報発信サイトになっていますので、
みなさまぜひご覧になってください。
Posted by そうちゃん@学生パパ at 2009年04月17日 00:07
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