2009年04月21日

FJS始動!ハタチのパパのロック

このたび、FJの学生組織が結成されました。

え? 父親支援なのにガクセイ?

そうなんです。FJのインターンに西村クンという首都大学の3年生がいるのですが、なんと彼は…

9カ月の子の、パパなのです!

その西村クンが、

「FJのインターンを希望します!」

とボクにメールをくれたのが、1ヶ月半前。

こんな内容でした。

> なぜインターンをしたいのかという点について、
> 自己紹介を交えながら簡単に紹介させていただきます。

> 理由を一言で言うと、「世界イチのパパになるために、
> 少しでも成長をしたいと思ったから」です。

> 実を言いますと、私は20歳の大学2年生(3月時点)でありながら、
> 9か月になる1児の父親なのです。

> ですから私の描くキャリアデザインのゴールはただ一つ、
> 「世界一のパパ」になって社会を変えたい。
> それだけなのです。

読んでボクは、「インターンは有難いけど、学業と育児の両立で大変なのでは?」と即返事しました。

しかし彼は食い下がってきます。

> Fatheringという生き方は、まさに世界一のパパになるためには
> 欠かせない要素の一つだと考えています。

> その理念を共有しているFJの皆さんの価値観に触れてみたい!

> その思いがあって、限られた時間の中で私はインターン生になること
> を決意したのです。

> 他のインターン生の中でも、ひょっとすると私と似たような境遇を
> お持ちの方もいるかもしれませんが、
> 「ハタチのパパ」の一人として、貴団体の一員となって社会を変えた
> い。その思いだけは誰にも負けないつもりです。

こんな内容のメールを返してきました。

甘いな、と思う反面、正直うれしかったですね。

企業の管理職セミナーとかではまったく届かないこともあるファザーリングの理念が、ハタチにはちゃんと届いている。

「希望の匂い」がしました。

でも彼がこんな風に「父親であること」に前向きになれたのも、きっと子どもを持ったからでしょう。

「会ってみたいな」と思い、「じゃあ、一度FJの事務所に遊びに来いよ」と返事しました。

で、翌日彼はやってきた。見た目はやっぱり普通の大学生でした。

「でもパパなんだよなー」

もしボクが26歳で子ども持ってたら、この歳だぜあせあせ(飛び散る汗)改めて感心。

事務所でいま一度、動機や現在の子育て環境、ママの同意などを確認しながら、いろいろ話し合った。

でも、そのときは彼に何の仕事を頼もうか思いつかなかった。

「きみのミッションちょっと考えるから、夜にメールするよ」

とその日は別れた。

で、その夜にビール飲みながら考え、思いついた。

「そうか!FJのミッションには『次世代パパの育成』もあるから、彼に学生組織を作らせて、多くの大学生を巻き込み、若いうちからファザーリングの考え方や就職後の働き方(WLB)について学べる仕組みを作って、いろいろ仕掛けていこう!」

すぐ、若き西村パパにメールしたメール

「FJの若年層組織を作り、学生の立場からファザーリングを発信すること。実行プラン書、待ってますパンチ

そしてなんとひらめき 4時間後(深夜)に企画書が送られてきたのです。

「なかなかよくできてる」

マジでそう思いました。「オレの20歳の頃は、こんなの絶対書けなかったぞ」とも。

すぐ、FJの他の理事にも見せたら、「いいじゃん、これ」

「ロックせよ!爆弾 西村パパにすぐコマンドを出しました。

その数日後、西村クンは同じ大学の友人やゼミ生、FJインターンの別の大学の女子などを巻き込み、FJS(Fathering Japan Student's)という任意団体を立ち上げてしまいました。(一度、全員と飲んだがみんなしっかりした考え方を持っていて好感でした)

それから彼らは、先日のFJデモウォークや、アースデーにも積極的に参加してくれて、FJ内でも株を上げていきました。

で、先週17日のFJ拡大役員会でプレゼンの機会を与え、西村パパは若いながらも情熱を持ってビジョンを語ったところ、FJパパたちも大いに揺さぶられました。

そして満場一致で拍手・承認され、正式にFJS(Fathering Japan Student's)がスタートしたのです。

ボクらFJの先輩パパとしては、FJSの主体性を重んじながら、彼らの動き(楽しい次世代パパ育成事業)を皆で全面バックアップするつもり。

早速ボクも、子育て支援や男女共同参画、ワークライフバランスの各種事業でお付き合いのある他の大学の先生にも、

「FJSという学生組織が出来たんですよ。何かそちらの学生と一緒にアクションしませんか?」

と、大学間の横の連携を呼びかけ始めたところです。


FJSが立ち上がったことで、高齢化しつつあるFJも(笑)、若い世代にバトンをつなぐことで、持続可能なファザーリングムーブメントが期待できます。

どうか皆さんも、ハタチ(20歳)のパパのロックにご注目&ご支援ください!!

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★Fathering Japan Student's

私たちFJS(Fathering Japan Student’s)は「笑っている父親を増やすこと」をミッションに掲げ、父親支援を行っているNPO法人Fathering Japan の学生組織です。

将来、自分たちがパパやママになったとき、より楽しく育児ができるように学生のうちからできることに取り組んでいきます。

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◆◇Fathering Japan Student's「父親授業」企画第一弾◇◆
<宮台真司氏×安藤哲也【パパ対談】開催のお知らせ>

誰もが自分の人生でアタリマエだと考えていること

―「いつか自分はパパになる」

でも、父親になる、母親になるとは一体どういうことなのでしょうか?
「父親になることを想像してみる」
こんな普段考えもしないことを、本気で考えてみませんか?

―「父親」という視点から、はじめて見えるものがある

「自分はどんな父親になりたいのだろう?」
「そうなるために、どんな問題があるのだろう?」
「それを解決するためには何をすればいいのだろう?」

「父親になるってどういうこと?」をテーマに、「パパ日本代表」として活躍しているNPO法人ファザーリングジャパン代表理事の安藤哲也氏と、首都大学東京が誇る、ソーシャル・デザイナー《社会学者》である宮台真司教授の『異色』のお二人に対談形式で語っていただきます!

日本社会を変える活躍をされていながら、パパとして子どもを愛するお二人だからこそ語れるものがあります。

5月の終わり、南大沢の夕方で産声をあげる《パパビッグバン》に、あなたも立ち会ってみませんか?

「父親になって、人生がどう変わったか?」
「婚活時代のパートナーの探し方」
「これからの就活はどうあるべきか?」
 など自分のライフスタイルを見つめ直すテーマから、

「これからモテる男・女とは?」
「イマドキ大学生の恋愛事情」

など大学生にも身近なテーマを、それぞれ独自の視点で語っていただきます。

もちろん参加費は無料ですので、みなさまどうぞご来場ください。

父親がテーマですが、学生・社会人を問わず、女性の方々まで楽しめる内容となっておりますぜひご来場下さい!

◇◆パネラー ◇◆
・宮台真司(みやだい・しんじ)
 社会学者。映画批評家。首都大学東京教授。
・安藤哲也(あんどう・てつや)
 NPO法人ファザーリング・ジャパン代表。

◇◆当日詳細◇◆
・日時:5月28日(木)17:45開場〜20時終了

・場所:首都大学東京 小ホール
[京王相模原線南大沢]徒歩5分

・参加費:無料

・事前登録 件名に「父親授業 事前登録」
      本文に
      ・氏名
      ・大学、学年(社会人の方は勤務先)
      ・本イベントを知ったきっかけ
  を記載の上、fjstudents@gmail.comまでメールをお送りください

・お問い合わせ:fjstudents@gmail.com
posted by イクボスブログ at 23:58| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | FJミッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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