1980年のあの日。ボクは高校3年生で期末試験の真っ最中だった。
ニュース(訃報)を聞いてから勉強が手に付かず、ラジオから流れてくるジョンの曲にずっと耳を傾けていたのを今でも思い出す。
ボクは拙著『パパの極意』の中で、「ジョン・レノンこそが、自分の父親モデルだった」と書いた。
そう、1976年に息子ショーンの養育に専念にするため音楽活動を休止したというニュースを聞いたときに「なんてカッコいいんだ」と感激。
あの日から、自分も将来子どもができたらジョンのような父親になろうと決めていたのだ。
ジョンが凶弾に倒れた日から29年。世界はまだ混沌の中にある。
日本の、児童虐待や家族間殺人が多発したり、ひとり親家庭や子どもの貧困が深刻化する状況をジョンが見たら、彼はなんと言うだろうか?
♪『Imagine』の中で、彼はこう唄う。
imagine all the people, Living for today
想像してごらん みんなが今日のために生きてるって。
昨今の不況でリストラされたり、収入がダウンして父親としての自信を失っている人が多いと聞く。
でも、パパだったら想像してほしい。
子どもたちが今日、どんな笑顔でいたかを。
そして、子どもたちの希望と未来を。
そのために僕ら父親がやらなくちゃならないことは、想像の域を脱してもう目の前にあるのだ。
眠っている場合じゃない。
パパたち、そろそろ動こうよ。
I hope someday you'll join us
And the world will be us one ♪
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幼いながらにあの日のことは覚えています。
I hope someday you'll join us.
And the world will be us one!
私も吠え続けます
そうなのですか。私もジョンを敬愛しています。子どもは鋭い眼でパパを見ているので、
笑顔で自信に満ちた顔と態度で接するように心がけていたいです。
オノヨーコさんは、戦争を止めることはできないけれど、戦争や貧困の中で暮らす子どもたちが、学ぶことによって、自分たちでどうしたらいいのか、考えられるようになって欲しい…と言ってました。
そして海の中に投げ入れた小石でも、その波紋が広がっていくのだと。ひとつひとつやっていくことが大事ですね。