FJは今年何がしたかったのか?年初のブログにはこう書きました。
事業目標は8割達成できたかと思いますが、いちばん大きかったのは会員数が100名を突破し、そのパパたちの活動のおかげで事業領域が広がったこと。物販事業や海外事業など当初計画に入ってなかった事業にも芽が出てきたことで展望がさらに開けました。
また主力事業の講演会やセミナーの回数も増えました。
「今年はよく新幹線や飛行機乗ったなぁ」と、スケジュールを振り返ってみると、講演・セミナー・絵本講座・シンポジウム・父親授業などの回数は、トータルで200回でした!(FJ全体の受注件数)
自治体や企業・労組などが子育て支援、少子化対策、男女共同参画、ワークライフバランスなどの事業目的で、FJに声をかけてくれたのです。
これはFJのセミナー事業の2年前(07年は年間25回しかありませんでした)に較べるとなんと8倍!
この数字こそが「父親支援」という新しい分野がようやく社会に根付き、「パパの子育て」がスタンダード化しつつあることを示すものではないでしょうか?
また今年はFJの活動はじめ、世の中全般的にも男性の育児や家事参画へのアプローチがいろいろ出てきて(メディアもそれを伝え)、その手ごたえとして、以下のような意識調査結果に父親たちの意識の変化がハッキリと読み取れます。
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★乳幼児の父、「もっと家事・育児したい」が54% ベネッセ調べ
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091214ATFK1101011122009.html
ベネッセコーポレーションは0〜6歳の乳幼児を持つ父親を対象にした育児などに関する調査結果をまとめた。「家事・育児に今以上にかかわりたいか」という問いに対し、54.2%が「はい」と答えた。2005年に実施した同様の調査では47.9%で、6.3ポイント上昇した。育児休暇制度を利用したことがある人は3.9%で、05年から1.5ポイント上がった。
家事・育児の項目別では、「食事の後片付け」を週3日以上するという人の割合が33.1%で05年比4.3ポイント上がった。「子どもを寝かしつける」も28.6%で2.1ポイント上昇した。一方、「子どもと一緒に室内で遊ぶ」は4.1ポイント低下し42.7%。「子どもをしかったり、ほめたりする」も63.5%と1.7ポイント下がった。
調査は8月にインターネットを通じて実施。首都圏に住む父親4574人を主な対象とした。(Nikkei Net)
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★子育て「夫婦同等に分担すべきだ」74% 本社意識調査
http://www.asahi.com/national/update/1226/TKY200912260404.html
朝日新聞社が「家族」をテーマに面接方式による定期国民意識調査(全国世論調査)を実施したところ、夫婦の役割分担のうち「子育て」について、「夫婦とも同じくらい担うべきだ」という意見が74%を占めた。また、子育て支援のために公的負担が重くなることを許容する意見が過半数に達し、子育ては家族だけでなく社会全体で支えていこうという考えも広がっている。
子育てを「おもに担うべきなのは夫婦どちらか」という形で質問したところ、「おもに妻」との意見は23%にとどまり、「夫婦同等に」が大きく引き離した。男女間で意見に差はなく、20〜50代では8割前後と多い。
また、子ども手当について、所得税の配偶者控除や扶養控除の廃止方針(来年度予算案では一部見送り)とセットであることを前置きした上で賛否を聞くと、「賛成」53%が「反対」37%を上回った。支給対象の子どもがいない人でも、賛成が48%と反対43%より多かった。
これに関連して、子育て支援の負担のあり方について、より近い考えを二択で尋ねると、「社会全体で支援するべきなので、公的な負担をもっと重くするべきだ」が53%で「個人の責任でするべきなので、公的な負担はいま程度」の42%を上回った。
いまの社会で、親が子に身につけさせるべきものは何かを四つの中から一つ選んでもらったところ、「思いやりや協調性」(53%)が最多で、「礼儀や規範意識」(31%)が続いた。「個性や自立心」(12%)、「知識や競争力」(2%)は少なく、自分を際だたせるよりも、人間関係に役立つ能力を身につけてほしいという思いがうかがえる。
調査は5、6日に実施した。(江口達也)
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なるほどねー。ずいぶん変わってきたなと感じます。
皆さんの意識はいかがですか?
思うに、これらパパたちの変化は、父親自体の弱体化や不況による「パパの巣ごもり現象」といったものではなく、社会環境・経済状況の激変に伴い、パパたちが自分のライフ&ワークスタイルを戦略的に見直し始めたと見るべきでしょう。
「自分の実父のような従来の働き方や、家庭における父親の在り方では無理が出てきた」ことを理解する中で、リーマンショックで残業が減ったことを契機に早く家に帰るようになり、ちょっとパパ業をやってみればこれが意外と面白く、育児という期間限定の喜びにも気づいたことで、パパの価値観つまり「シアワセの方程式」が変わってきたということを、この意識調査の結果は示しているのではないでしょうか。
FJとしてはこれら調査結果を追い風ととらえ、2010年もこのパパたちの意識変革(ファザーリングのススメ)をさらに推進すべく、さまざまな父親支援事業に取り組んで行きたいと考えます。
今年事業でお世話になった皆さん、どうもありがとうございました!
新年も、パパたちへの支援をどうぞよろしくお願いいたします。
またFJのセミナーに参加や当ブログを読んでくれたパパの皆さんへ。
来年も共に考え、仕事も育児も楽しむ生き方(ファザーリング)を実践していきましょう
納会で「来年の抱負」を語る。FJ理事の面々。
向かって右から、川島、小崎、奥平、榊原、田中、安藤。
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↓
http://www.benesse.co.jp/newsrelease/20091211_001.html
調査結果の一つに、
「自分は妻に必要とされている」と感じる父親の割合が4年前と比べて減っている。”
というのがありますが、このあたりがパパが抱える問題になってますね。
父子関係も大事ですが、まずは夫婦の関係(パートナーシップ)を見直すことが育児(家庭生活)を楽しむ大きなキーといえるでしょう。