昨年度4月、認可園待機児童だったサトシは8月に新設された近所の認証保育所に通っていましたが、今年度、近所の認可園に入園できることになったので転園したのです(この保育所では約半数の人が転園したとのこと)。
上の子、テルノ(12歳)とヒロシ(9歳)はずっと同じ認可園に通っていたので、認証園での生活は当初少し不安だったのですが、まったくの杞憂でした。
この園の保育環境は「園庭がない」ことを除けば、認可園にも劣らないものでしたし、いわゆる「保育の質」もきちんとキープされていました。
比較的若い保育士さんが多いのですが(男性も3名!)、皆さんとても子どもたちを可愛がってくれたし、仕事への熱意もしっかり伝わってきました。
また、ふだんの生活で準備するもの(オムツ、スタイ、タオル等)が少ないので、朝など時間がないときも預けてすぐ仕事に行けるので助かってました。
ボクはほとんど毎日送迎をしていたので、多くの親子をウォッチしてましたが、どの家庭も園に対する満足度は高かったようにみえましたね。
妻も言ってましたが、ある意味、認証園の(この園は特に高いのかもしれないが)、この「サービス精神」「フレキシビリティ」は、規則ガチガチの認可園は逆に学ぶべきなんじゃないかと思います(まあ利用料はそれなりに高いのですが)。
特に保育士の年齢構成。認証園は当たり前だけど若い先生が多い。そうすると「遊び」にもダイナミズムが出て、子どもの成育(特に年長の子)には良いと考えます。
逆に認可園は逆ピラミッドで高齢(失礼!)の保育士が多く、ベテランへの安心感はあるが、「遊び」の面やフレキシビリティでは不満が残るのです(上の子が行ってた認可園では「お散歩」の回数が明らかに当初に較べて減ってました)。
また、保護者や地域との関わりについても、そう感じます。
テルノやヒロシが一緒のときも気さくに子どもたちに声をかけてくれました。
また、3/18に園の保育時間に開催された「お楽しみ会」で、子どもたちを前に「安藤パパの絵本ライブ」をやらせてもらいましたが(退園後も『また来てください!』と誘われている)、認可園では普通なかなか通らないでしょう(父母会主催で呼ばれるケースはあるが)。
まあ、一概に認可園と認証園のメリットデメリットは明確に言えないのですが、両方に通って初めて見えてきたこともあったので(こういう人もあまりいないと思うので)、述べた次第。
今日からは、みたび認可園生活が始まるので以前とは違うそういう視点を持って通いたいと考えています。
でも、もう少し保育所を一元化できないものですかねえ。
そもそも認可→認証→無認可というヒエラルキーができているのはおかしなこと。だって子どもの大切さ、質の高い保育の必要性はみんな一緒なんだから!
このエントリーでも述べましたが、保育問題等の子育て支援を抜本的に改革しないと、ママたちの離職と少子化は一向に減らないと思いますよ。
今は、待機児童問題があるから過渡期なんだろうけど、ぜひ行政はスピード感持ってやって欲しいですね。
何はともあれ、7ヶ月間という短い期間でしたが、この保育園での生活はサトシとボク&妻にとって、思い出深いものになりました!数冊の連絡ノートや数十枚の写真は大切な宝物です。
「サトちゃんがいなくなると、さびしいです」
昨日(3/31最終日)のお迎え時には、サトシが大好きだった担任の先生が泣いてしまい、ボクも胸が熱くなりました。
この園は「利用登録」はずっと活きているので料金さえ払えば、「一時預かり」はいつでもOKとのこと。これも助かります〜。
今後も近所なので、ときどき成長したサトシの姿を見せに来ようと思います。きっとサトシも、来たいよなあ
サトシを可愛がり、育ててくれて、本当にありがとうございました
保育園は実際に通ってみないと判らない、実情をリサーチするのは本当に困難です。
「認可がベスト」という印象が強いように思いますが、本当に子と親とその生活環境に適した園に通えるように、認可園こそ情報開示すべきだ、と強く思いましたよ。