先日のブログで、「パパ'絵本プロジェクトが解散!?」という記事を書いたところ、たくさんの方から驚きや激励のメールをいただきました。
で、やりました。緊急ミーティング@渋谷。
結論から先に言いますと・・・、
パパ's絵本プロジェクトは、解散しません!
これまでを振り返りながら、4人でビールを飲みながら語らいました。
時代は変わったのです。
そう、ボクらが活動を始めた7年前はまだ世の中的に「父親が絵本を読むこと」は「異質」でしたが、いまやFJのパパを始め、絵本をわが子に読むパパは確実に増えたし、ボランティアとしての活動も全国各地でよく見かけるようになりました。
そのことはそもそも当初からパパ'sのブラインドコンセプトだったので、大きな「成果」として4人とも認めるところですが、
「じゃあ、そうなったときに、『パパ's』って何なんだ?」
という疑問が湧いてくるのです。
つまり、僕らの役割やアイデンティティは何なのか
それをここ1年、ボクも感じていたし、他のメンバーも思っていたようです。
しかし一方で、「子どもたちの前で絵本読んで、楽しければいいじゃん」という考え方も。
そう、パパ'sはそもそも「お父さんたちの部活動」。
パパたちの草野球チームであり、単なる「おやじバンド」だったのです。
そこには何の「使命感」もなく、勝手気儘に、呼ばれたら絵本と楽器を担いて出かけ、子どもたちと絵本ライブ一発楽しんで、その後に旨いビールが飲めればいい。
ボクらは本当にそう思っていたのです。ただ単にそうやって毎回の活動を楽しんできたのです。でも・・・
「最近、マンネリ感は否めないよ」
そんなことをポツリと、メンバーの一人が言いました。
確かに毎回読む絵本も同じ、トークでも同じことをまるでテープレコーダーのように喋るだけ。そんな予定調和的なイベントに、自らうんざりしていたのかもしれません(それじゃあ、も美味くない!)。
また手前事情を言うと、世間的にはNPOのFJと、任意団体のパパ's絵本プロジェクトが混同されてしまって(同じ人間がやってるので無理もないのだが)、出演オファーの交通整理もかなりタイヘン。
かつメンバーも皆、かつてより本業が忙しくなってしまい、それが元でなかなかコミュニケーションが取れず、情報発信力も失せ、なんとなく惰性で活動してきてしまった、という点もやはりあったのです。
でもそうなったからといって、安易に解散やフェードアウトしてしまっていいのだろうか?
ボクもずっと自問自答してきました。
そして昨日の緊急ミーティングは、言いたいことを言い合って、アイデアを出し合って、また7年前みたいになれたらいいな、そう思って臨んだのです。
議論も白熱するなか、
「そうした“たるみ”を捨てて、もう1回原点に帰って、パパ'sならではのワクワクを考えて、ロックしようぜ!」
ビール5杯目くらいで、ボクはシャウトしていました
皆もそれに応えてくれるように、
「やっぱり、もっと、楽しく、前のめりに、パパ'sらしくやっていこうよ」
場は自然とそんな雰囲気になっていき、そこから先は、ポジティブアイデアがどんどん出てきました。
店のBGMも、暗いブルースから、Beatlesの『リボルバー』に変わった瞬間でした
Here Comes The Sun
こうしてパパ'sの解散・活動休止は回避されました。
『Let It Be』にはまだ早すぎる。そう、ボクも思えました。
どうもお騒がせしてスミマセンでした
さて、新生パパ'sの具体的なアクションプランは来月新設するパパ'sのニューサイトで発表しますが、特別にちょこっと言っておくと・・・、
★すてきな三にんぐみプロジェクト
★全国の絵本パパ大集合!パパ's絵本カーニバル2011
★マジカルミステリー絵本バスツアー
などを仕掛け、発信していきます
というわけで、ボクらの活動はまだまだこれからも続きます。
ワクワクを取り戻して、歳にも負けず、NEWパパ's絵本プロジェクトは、さらにパワーアップしていくでしょう
次回予定のライブは、5月9日(日)@調布市。
どうぞパパ&ママの皆さん、お子さん連れでご来場ください。
(詳細に関するお問い合わせは、sptnk@tbm.t-com.ne.jp まで)
また、会おうぜ〜。
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安藤さん
もうひとつ、忘れてるよ。
<パパ's絵本プロジェクト in ライブハウス>
ティーンエイジャーへ向けた絵本ライブ!
これまでの選書が通じず、場の空気が全く読めない空間で、10代、20代に何が伝わるかもわからない!
う〜ん、わくわくドキドキ。
これまではアマチュアリズムを売りにしてきた僕らだけど、はなはだ無手勝流だけど、長く続けていると自然にすごみが出てきたと思います。加齢臭とも言えるかな?
これまでは、絵本ライブを見た人が、「なあんだあのくらいなら自分たちでもできる。」という伝わり方だったのが、「すごく楽しかった、自分もなにかやりたくなった。」という伝わり方に変わってきたと思います。それは、僕の勝手な思い込みかもしれないけど。でも誰かに元気を与えられてるとしたらうれしいし、そうだとしたら、その元気は全国の絵本ライブで子どもたち、パパ、ママ、スタッフの皆さんからもらった元気や笑顔なんですよ。
僕の尊敬するジャズの帝王マイルスデイビスは自らの音楽性を何度も変化させ、ジャズの歴史を塗り替えていきました。しかし、共演者はみんな気付いていたのですが、マイルス自身のトランペットプレイは何も変わっていない、見せ方を変えていたのです。
僕らも自分たちの持ってるパーソナリティが忽然と変わるわけではありません。しかし今回のミーティングで、4人が4人とも強烈なパーソナリティの持ち主だと再確認できました。だからこそ新しい何かにチャレンジすることでおもしろい何かが生まれると思いました。新しい出会いが待っていると思います。新しい自分たちにも出会えるでしょう。
皆様に強烈な華麗臭かましていきます!
すでに父親による絵本読み聞かせは全国的に広まっていて、もはやパパ's絵本プロジェクトはその使命を終えたのでは?という思いがありました。
しかしメンバーで、変えたいこと、変えたくないことをぶつけ合い、新たな方向性が見えてきました。
子どもたちとの楽しいコミュニケーションを大切にしながら、パパ's絵本プロジェクトならではの面白いしかけができるのではないでしょうか。
各メンバーがそれぞれのフィールドで忙しく活躍していて、たまに絵本とエプロンを持って子どもたちのいるところに集まり、即興でパフォーマンスを演る。
そんな感じが僕は心地よく、そんな大人を見て、子どもたちも楽しんでくれたら嬉しいと思います。
あ、娘との約束があるので、引き続き僕の活動参加は月に1回限りです。
Web担当としてサボってましたが、まずはニューサイトを準備します。
皆様、新生パパ's絵本プロジェクトをどうぞよろしくお願いいたします!
個人的には、第2幕の活動、楽しみです。パパ達のさらなるロック、応援してます。
パパ'sは、私が独身→結婚→出産を経て参加させて頂いていて、これからもずっと子どもと参加したいなと思える、とっても温かくて自然で・・・大好きなものです。
これからももっとワクワクしそうなNEWパパ's絵本プロジェクト、楽しみにしています。
応援しています!!
いつまでも憧れの先にいてください。
そして乗り越えます(笑)
なんちゃって!
解散か?!の記事を読んで、ドキドキしていました。
が、心機一転、続行が決まって、嬉しい限りです!
僕にもお手伝い出来る事があれば、何でも言って下さい。
またお会い出来る時を楽しみにしています。