この事業は2年前よりボクも委員として関わってきた、男性の仕事と育児の両立意識啓発事業が進化したもので、今年は法改正もあるので「育休取得推進」により特化して事業展開するものです。
4/27に一般競争入札が公示され、その中の要領あったのですが、事業のコードネームがなんと…!?
イクメン・プロジェクト
ですよ、皆さん
堅い役所がなぜこんなネーミングを?
それは以前、長妻厚労相が「イクメンという言葉を流行らせたい」と発言したことに起因するものでしょう。
いやあ、時代は変わってきました
要領の中には事業目的はこう記されています。
(目的)
第1条 本事業は、育児期の男性労働者等を対象として、男性の育児休業の取得促進に向けた職場や地域における意識啓発、気運の醸成を目的とする。
そして内容は・・・
(1)イクメンプロジェクト推進チームの設置
(2)イクメンプロジェクトの実施
(3)イクメンプロジェクトホームページの開設・運営
(4)シンポジウムの開催
(5)父親の育児休業の取得促進等に関する広報資料の作成
なるほどねー。
さて入札には4社が応じ、昨日は1社15分という持ち時間で企画案をプレゼンしてくれました。
面白かったのは、4社ともパパらしき男性がメインでプレゼンしたところ。
ある社などは、
「コアメンバー3名はすべて育休取得経験者です!」
と、プロジェクトメンバーに育休取得者(男性)を揃え、それをアピールポイントにしてました
その熱いパパたちのプレゼンテーション内容も、
「育児をする男性は、自分も父親として育つ」
「イクメンという言葉がなくなる社会に(父親育児が当たり前に)するのがこの事業の最終目的です」
「育てる男が、家族を変える。社会が動く」
これらのフレーズ、聴いてて思いました
「ボクがFJ立ち上げた4年前、各方面の人に一所懸命に説明(プレゼン)してたときと同じこと言ってる!」
聴いててなんか、こそばゆかったですが、うれしくもありました。
FJパパたち以外の人からも、ようやくこういう言葉が出てくるようになったんだなぁ、と。隔世の感って奴ですね。
そして審査会は全社のプレゼンが終わり、ボクなりに点数をつけて厚労省をあとにしました。
まあ、どこが落札してもFJといろいろ協働できそうだし、やることはこれまでと一緒です。
でも大臣もPRに貢献してくれそうだし、国のプロジェクトで進めるということは大きな影響力があり、今後地方自治体にさらに波及していく
可能性があります。
これで父親支援のオセロの四隅の一つを白いコマで押さえられた気がします
さてこのイクメン事業の今後のスケジュールですが、本日、厚労省内で落札社が決定します。
そして直ちに推進チームが組織され(入れるかな?)、早ければ父の日(6/20)前に記者発表という流れになっていくでしょう
いよいよ動き出した国のイクメン・プロジェクトに、どうぞご期待ください