2010年06月27日

息子がかわいそう

先日、ある子育て支援NPO に呼ばれてファザーリングについて語りました。

そこで孫のいる60代の女性と話していたら、こんな会話になりました。

「離れて暮らす次男は小さい子がいるパパ。お嫁さんも働いているので、育児や家事をよくこなしているようですが、話を聞くたびにそんな息子がかわいそう!と思ってしまうんです」

「どうして、そう思うのですか?」

「だって、仕事で疲れて帰ってきて家事までやるんですよ!」

「息子さんの奥さんも働いてるんだから、やれる方がやればいいんじゃないんですか?」

「はい、そうですが、つい母親としてはかわいそうに思ってしまいます」

「息子さんは、あなたに愚痴を言ったりしますか?」

「いえ、ありません。」

「じゃあ何も心配ないじゃないですか。話を聴いただけですが息子さんは、正真正銘のイクメンですよ。きっと、ママやお孫さんもシアワセのはずです」

「ええ、安藤さんのお話聴いてそうは思うのですが・・・」

こんな会話でした。

聴けばこのご婦人は、お連れ合いを若くして亡くし女手ひとつで3人の息子を育て上げたとか。だからいつまでも心配なんでしょう。

でもパパが自分で選んだ道をもっと応援してあげてほしいし、家事・育児はなにか特別にスゴイことをやってるわけでもないんだから、ふつうに受け止めてほしいと思いました(お嫁さんを責めたりしてはいけません)。

親世代(ジイジ・バアバ世代)の意識改革は、パパの育児(ファザーリング)の環境づくりにとってやはり欠かせないな、と感じたセミナーでのひとコマでした。







posted by イクボスブログ at 12:09| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
僕も同じような場面に出くわします。
グランパ&グランマへも伝わるような
メッセージをチョット考えてみます。
Posted by 山田亮 at 2010年06月28日 09:39
安藤さん、こんばんは。
この記事を拝読して、つい先日、母から「あなたが不憫で仕方ない」と同情されたことを思い出しました。うつ病の妻を支えながら、家事と育児と仕事と、毎日忙しく立ちまわる息子(私)を見て、そう思ってしまったそうです。

確かに、私には、世間一般のサラリーマンのように、会社帰りに飲んだり、休日に友人と遊びに行ったり、趣味に没頭したりするなど、自分だけのために使える時間はほとんどありません。実際、プレイングマネージャーとしてフルタイムで仕事をしながら家事・育児をこなすのは、未経験の人には想像もつかないほど大変です。
しかし、そんな自分の姿に、同情して欲しくはないのです。誰に言われるでもなく、自分で選んだ人生なのです(そもそも、病弱な妻を元気にしたくて結婚したのですから、苦労は承知の上です。)。不自由であることは否定しませんが、決して不幸ではないのです。

私たちの親世代(60代〜)には、「妻を支える夫」は奇異に映るかもしれません。しかし、もはや妻が夫を支えるという時代でもないでしょう。男・女に関わらず、余力のある者が、もう一方を支えれば良い、ただそれだけだと思うのです。

安藤さんがおっしゃるとおり、親世代の意識改革も重要な意味を持つと思います。これからもがんばってください!
Posted by ダイスケ at 2010年06月29日 00:41
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