2日間、大分で講演でした。
日曜は大分市役所と大分県庁共催の「パパの子育て応援セミナー」。
100名近くが参加。若い夫婦やお孫さんがいそうな世代の方も聴きにきてくれました
月曜日は、県庁内で職員や企業の労務担当者向けにWLBのセミナーでした(こちらも130名参加)。
セミナーの前に、広瀬県知事を表敬訪問しました(写真上↑)。
大分県は18年度の総務省調査で、男性の1日あたりの育児家事時間が…
36分
と、全国最下位
これに猛省して、知事は対策を強く庁内に指示
男性の子育て参加率日本一!
を、現在目指し、ボクが見る限りでも国内でいちばん父親支援に力と予算をかけている自治体かと思います。
知事との面会は短い時間でしたが、父親支援事業の取組み(男性の意識改革と環境づくり)への情熱を感じました。
なので、ボクからは2つのプランを提案。
まず…
@父親学級(パパスクール)の実施・常設
これはファザーリング・スクールや、横浜イクメンスクールのモデルがあるので、比較的簡単に、しかも低コストでできるはず。
そしてもう一つのプランは、知事室で出された飲み物からフラッシュアイデアが浮かんだのです
「これ、何ですか?」(ボク)
「みどり牛乳です。大分の美味しい牛乳なんですよ」(知事)
「ほんとだ、甘くてオイシイ」
飲んだその瞬間に思いつきました。
「パパ・カフェオレ」
そう、みどり牛乳を使って毎朝パパが、カフェオレを家族のためにつくる。
これが、提案そのAです。
FJのワークショップで「パパのコーヒースクール」がありますが、パパがこの牛乳で毎朝カフェ・オ・レを作る。
それを「パパ・オーレ」と、コトバ化して推奨。
その習慣が定着すれば、男性の家事時間のアップに繋がり、パパも家に居場所ができるのではないでしょうか?
それに中学生くらいだったらカフェオレ飲めるので、朝の親子の会話も弾み、それが楽しい「かぞくのじかん」になるのでは?
「お、それいいなあ。牛乳も売れるだろうしね」
と、さっそく知事も乗り気の様子。ボクはたたみ掛けます。
「そもそも家事も育児も、人に言われてやるものではありません。県庁がいくら上から言ったって無理がある。そうではなくて男性にとって、家庭で楽しめるホームワークを持たせることが必要。今はそれがないから、家に居てもツマラナイ。だからやらない。帰ってこないという悪循環になります。なのでこういう、誰でもできるちょっとした楽しい家事(コーヒーやカフェオレを淹れるorパパごはんを作るなど)をポジティブアクションとして“提案する”ことが、父親支援では大事なのです」
「そっかー。まだわれわれの発想は堅いんだな。いや、安藤さん。ありがとう!」
そう言って、知事とがっちりハンドシェイクしました。
まずは、セミナーの一環で「パパのカフェオレ教室」を、みどり牛乳さんと一緒に仕掛けてみるといいでしょう。フレンチトーストも一緒に作ると、「朝ごはん教室」にもなりますね。
そんなわけで、今回の大分遠征は講演だけでなく、行政へ具体的な提案ができたというロックな旅になりました
これで、鳥取県といい勝負をしている大分県の父親支援活動も、ますます目が離せなくなりました!
こども子育て支援課&少子化対策班の皆さんと
応援してますよ
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最前列だったのでアツイ話がさらにアツク伝わってきました。
自分ももうすぐ子どもができますが、このセミナーを受けた後、育休をとらないという選択肢はありえないです!
県庁の中にもなんとかこの「楽しんで」子育てをするという雰囲気を広げたいですね。
よいお話、ありがとうございました☆
仕事上で参加する、どんな講演会よりも聴きやすく、ためになりました。
これからもがんばってください。