直接的支援のためのFJ的義援

東日本大震災特別支援活動「パパエイド募金」に、ご寄付いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。

FJではパパエイド募金と併行して救援物資の輸送や、子どもたちへの精神的ケアを目的や絵本ライブ活動を模索してきましたが、ようやく現地で活動するＮＰＯさんと繋がりました。

★岩手・結っこの会
http://yuicco.com/

結っこは震災後すぐに現地で立ち上がった民間有志による復興支援組織（NPO）。被災住民を受け入れる内陸部の後方支援グル―プとして、救援物資やボランティアの受け入れ、身の回りのお世話、被災地との連絡調整、傾聴など精神面のケアなど行政を補完する役割を担っています。

今後も北上市に本部を置き、盛岡、花巻など内陸部の主要都市に順次、支部組織を設置する予定とのことで、FJ会員の総力を結集して、応援していきたいです。

パパエイド募金に集まった義援金についてもFJで協議の結果、結っこの会を中心に寄付をしていきたいと考えております。

またFJでは「パパ's絵本義援隊」というチームを組んで5月の連休に被災地へ入り、絵本の読み聞かせ等のプログラムで子どもたちを元気づける活動を予定しており、結っこが現地とのコーディネート役をやってくれます。

結っこの担当者も花巻在住の3児（6歳、4歳、1歳）のパパさん。彼とは毎日連絡を取り合ってますが、支援物資はかなり集まってきており、いまストップしている状態です。

先週金曜日に「では何がいま必要ですか？」と訊いたら、

「来週から大槌町を中心に被災者を100人単位でバスで花巻の温泉街に運んで温泉に入ってもらうプロジェクトが始まるが（述べ1000人)、そのときのマカナイコスト。米や肉や野菜を買うお金がない」

とのことでした。

そこでFJでは理事間で話し合い、パパエイド募金から緊急に50万円を結っこに寄付しました。

現在、赤十字社など主要なところには600億もの寄付金がプールされてるようですが、分配先がまったく決まってないそうで、これでは寄付者の期待に応えられないのでは、と我々も考えました。

パパエイド募金を始めるときに「たぶんそうなるのでは？」と予想して予め寄付先を決めずにスタートしました。寄付先を明かさないと寄付が集まりづらいというデメリットもありますが、リアルタイムでピンポイントな支援をしたかったので様子をみていたのです。

そして、結っこと繋がりました。

パパエイド→結っこへの支援は額は少ないけど、被災した人たちが家族で温泉浸かって美味しいもの食べて人間らしさを実感し、束の間でも笑顔を取り戻してくれるなら有効だし、きっとパパエイドに寄付してくれた皆さんも安心納得してくれるのではと思います。


下記はボクから「資金送ります。皆さんに美味しいもの食べてもらってください」と連絡後に、結っこの担当者（3児のパパ）から来たメールです。
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Subject: RE: 義援金送ります

ＮＰＯ法人ファザーリングジャパン　安藤様

大変御世話になります。
ゆいっこ花巻支部　パパ代表の葛巻です。

50万ものご提供、誠にありがとうございます。

1000人分のお肉は生ものですので、物資でのお願いも難しく、予算も無い中で大変助かります。

現地の方も「肉を食べたい！」との事でしたので、元気をあげてきたいと思います。

また、私達は長期的な支援も目的にしておりますので、交流も大きな目的です。今回は若者たち（20代〜30代）メインで考えており、小さい子の親も多いので、ＦＪさんの活動についてもＰＲしておきますね！

現地での炊き出しは、昼食：すき焼き丼、子供のおやつにフランク、夜ご飯にトン汁を考えております。

今後、被災地の自立に向けた支援活動に入っていきますが、日本の宝でもある子どもたちに夢を与える事業も検討しておりますので、今後とも宜しくお願い致します！

ゆいっこ　花巻支部　葛巻
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このように、連携は深まっています。

今後もFJではパパエイド募金に集まった義援金について、寄付者の方の目に見える直接的な被災地支援に使わせていただきたいと考えておりますので、引き続きご協力をお願いいたします！！