4/16-18も被災地へ往ってきました(2度目です)。
今回は4/17に被災地対策本部と地元NPO岩手ゆいっこが大槌町の安渡小学校で共催する「花見会」に合流し、ボランティアをすることがメインの目的でした。
この花見会については賛否両論あったようですが、結果的に被災住民の多くの皆さんは喜んでくれた様子。最初は硬かった表情が徐々にサクラが綻ぶように笑顔になるのを見て、地元の大学生など参加した多数のボランティアも安心感を持てたのではないでしょうか。
無論まだ行方不明者は1000名以上。ガレキ撤去も捗らない状況。被災住民の今後の生活安定もままならない中ではありましたので、冒頭犠牲者への黙祷をし、主催者が開催趣旨をきちんと説明したうえで花見は始りました。
その後、ボランティアでバーベキューや焼き魚、ふるまい酒を被災家族に提供し、ゆったりと飲食を楽しむなかで地元の伝統芸能が披露されましたが、それは犠牲者への鎮魂の舞でした。加えて此の地の再起復興への強い祈りが表わされていると、観ていて感じました。
この花見会が決して浮ついた気持ちで計画されたものではなく、犠牲者へのレクイエムと生き残った者への癒し、そして未来への希望を参加者すべてに想起させる有意義なものだったと思います。この催しで得た元気を少しでも復興への前進力としていただけたらと思います。
イベントの詳細および「共同宣言」については、ゆいっこのブログ等に詳しいので省きますが、今回FJに同行して花見や僕らの活動を取材してくれたレポートがTokyo MXニュースで放送されています。
以下はダイジェストレポートです。
4/16。この日は午前中、東京・江戸川区の図書館でパパ's絵本プロジェクトの絵本ライブ(途中で強い余震が。これを終えて羽田に直行。いわて花巻空港へ飛びました
花巻到着後すぐに救援物資倉庫へ。新たに運ばれてきてた10箱を開け、絵本などをカテゴリー、対象年齢別の仕分けした。
17日。5時起きで大槌町へ。安渡小の図書室にも新たな本が来ていたので、また皆で整理。前回の作業で見やすくなったせいか読んでくれてる跡が棚に見られる。
校庭には調理台がセット。11時からの花見開始に備え仕込み。皆で手分けして野菜を切る。
500人分のBBQを作るのだ。ボクも焼きそばを焼き続け、炭火で燻された。(結局、酒は1滴も飲まず)
こちらは魚コーナー。焼き立てのイワシが美味しそう。
「これはノルウェー産じゃなくて、青森産だな!」
新鮮なサバを見て漁師のお父さんが言う。サスガだ。
ステージでは、春日流鹿(しし)踊りが披露される。
FJパパエイド募金から、今回は体温計を50個購入して持参。さっそく会場にいた乳幼児のいるママに贈ったら、とても喜んでくれました!
飲食コーナーでは、綿あめ機に子どもたちが長蛇の列「綿あめ、やらせて〜」
綿あめコーナーのすぐ脇でブルーシートを敷いて、ボクらも絵本ライブをスタート。「何やるのさ?おじさん」
まずは田中パパがクイズ系絵本でキッズたちを釘付けに。
久留島パパも名作『うんこ!』で笑いのルツボに。
ボクは3年生の女の子と『きんぎょがにげた』を楽しむ。
会場に突然、GLAYのヴォーカルTERU現る!激励の挨拶後リクエストに応えて「However」をギター1本で熱唱。会場のお母さんや女子高生は興奮気味^^; やるじゃん、GLAY。K1の選手も同行してました。
花見は共同宣言で終了しましたが、その後も絵本ライブは続く。久しぶりの屋外でボクらも解放感で気持ちが乗ってた。
「今度はわたしが読むわ。聞いてるのよ、みんな」。そう言って、3年生の女の子が絵本を読みだした
すっかり片づいた校庭で、被災住民の中学生とドッジビーに興じる久留島パパ。
18日。花巻空港から帰京。空港にもメッセージがたくさんあった。
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