<4日目_5/2強風>
6:00 起床。今日も沿岸部の被災地へ出するが、隊員が1名発熱。
本人は行きたがったが、「きょうは宿で休んだ方がいい。明日以降もあるんだから」と伝え、納得してもらいました(無理するとロクなことなし。休みも前進なり)。
さて今日も2班に別れて出発。田中パパチームは大船渡市。僕らは陸前高田市に向かいますが、強風でハンドルを取られそうです
陸前高田の惨状はメディア情報である程度知ってましたが、実際に入ってみると想像以上に津波の爪痕が見られました。
目的地のに向かうカーナビの画面には×印がたくさん。そう、あちこちで橋が落ちてたり、津波で道路が決壊しているんです。(゜゜;
迷いながらも何とか会場の「長部保育所」に到着。ここは高台にあったので直接的な被害は免れてますが、まだ水道が復旧してません。児童は現在、近隣の小学校(避難所)から通っている子がたくさんいるそうです。
そんな保育園に今日はニューカマー、FJの隠し玉「クラウンロック」こと松谷パパが登場。子どもたち大興奮
バルーンアート用の風船をひと吹きで!これはなかなか出来ない芸当です。
輪も巧みに操ります〜。ボクも生で視るのは初めてでしたが驚きました。
キッズたちのみならず、保育士さんたちもヤンヤヤンヤ
クラウンいったん終了で絵本スタート。まずは加藤パパ。
続いて、小森パパ。
久世パパは、得意の絵描き歌で!
県庁から佐藤パパ。ウクレレでハワイアンを
踊りだす皆さん。
トリは「がらがらどん♫」ダネ。サンキュー!!
再び、クラウンロック登場。
バルーンアート、スタート!
早速、ピエロとチャンバラだ。
園に贈る「オリジナル鯉のぼり」を、パパたちで描いてます。
完成〜
西村パパの歌「屋根より高〜い、コイノボリ♫」とともにホール壁に掲示しました。任務完了。
職員室で園長先生と談笑。震災時の話を聴きましたが大変だったそうです。この園も人数が減ってしまい不安を述べられてました。
「物資は来たけど、こうした支援は初めて。避難所にはボランティアさんは来るけど保育所は意識されないみたいです。今日は子どもたちの笑顔がうれしかった。FJさん、ありがとう」とおっしゃってくれました。※写真=FJパパに肩を揉んでもらってるのは働き詰めの男性保育士さん。ご苦労さま。子どもたちをどうぞよろしくです!
午後は2つ目の会場、学童クラブのある高田小学校へ。
流されてきたランドセル発見。校舎のそばまで津波は来てたのです。
校舎の端にある、こちらが「やどかり学童クラブ」。お、低学年の子だけいるぞ。
そう、ボクの家の子もみんな学童育ち。だから勝手がわかってます。学童の子どもたちは学校終わっても親が仕事中なので、家ではなくてここに来ます。そして必ず「ただいま〜」と言う。指導員の先生は「おかえり〜」。家庭的なんです
掲示板に「きょうのプログラム」を記入。
さっそくFJパパたちとじゃれ始める子どもたち^^
上級生たちも帰って来たので(ここは6年生までいる)、絵本ライヴスタート!
まずはやっぱりクラウン(ピエロ)ロックだ。
クラウンパパに誘われて、皿回しに挑戦する1年生。
やった!ほら見て!!二つ回ったよ!!!
絵本でも盛り上がってくれました。
田中パパの『うえきばちです!』も小学生相手だと感度良好だ
バルーン開始。まずは剣をあげるね!
「何つくってほしい?5つの中から選んでね」
電子ピアノを西村パパが弾くと、音楽好きの女の子たちが集まって来た!
こちらでは、オリジナル鯉ノボリをキッズたちと制作中
「私たちにも描かせて〜」
「出来たよ、みんな。ホラ!!」
FJのTシャツにも子どもたちがメッセージを書いてくれました
「楽しい時間をありがとう!」
「元気が出ました!がんばるよ!!」
「この先もツアーがんばって!FJのパパたち」
…うれしいよ、みんな。
引き揚げようとする僕らを見送ってくれる子どもたち。
「もう帰っちゃうの?…バイバイ」
「泊まっていけばいいのに…」
「また、絵本読んでね〜!」
「また来てね!絶対だよ!!」
「あー、みんな元気でな〜〜。また絶対来るからな〜〜!!」
そう叫んで振り返ったあるパパの目は、涙で溢れてました
校庭に出てきた子どもたちは、僕らが見えなくなるまでずっと手を振ってくれたのでした。
クルマに乗っても、別れの余韻でしばらく黙りこくるFJパパたち。
「絶対また来ような!」
ボクはそう言ってアクセルを踏み、脆くなった道で宿のある花巻方面にハンドルを切った。
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いつも、ファザリングジャパンさんの活動を眩しく「そうだそうだ!」と心からエールを送っている、三児の働く母親です。
Twitterでフォローさせて頂き、被災地への支援キャラバンレポートも読ませて頂きました。
私も何か出来たらと思うのですが、なかなか日々自分の事に手一杯で、不甲斐無く思っております。
今日のレポートは私も涙してしまいました。
そこで、ハタと思い至ったのですが、レポートで撮影された写真や記録をフォトブックにするお手伝いなら、私でもかなりお力になれると思い、ちょっと勇気を出してご連絡してみました。
私は、キヤノン株式会社に勤めております。この書き込みのホームページアドレス欄にURLをコピーしておきましたが、1冊からオンデマンドで写真の本が出来るフォトブックサービスの立ち上げに関わりました。(生憎5/20〜24まで上記URLがメンテナンスに入ってしまうためこの期間一時的に閲覧出来なくなってしまいますが、、)
あまり、社内で発言権がある訳では無いので、どこまでお力になれるか判りませんが、少なくとも、編集や数冊程度ならば印刷発注してお届けする等、リモートながら応援出来る事がありそうだなと思った次第です。
「絵本プロジェクト」のサイトが立ち上がった頃から、安藤さんの事は「凄いな。」と思っておりました。我が家も夫婦二人で毎日大車輪の共稼ぎ所帯、末っ子はまだ三歳です。
働く母親には、まだまだ逆風だらけの日本企業ですが、メゲズ、クサラズ格闘しているつもりです。
申し遅れましたが、サラリーマンですが、社内デザイン部門でグラフィックデザインを担当しております。
もし、何かご協力出来る事があればご連絡頂けると幸いです。