毎日新聞に、全国フォーラムの「パパ首長サミット」の記事が掲載になりました!(写真は僕が撮影皆さんに壇上でネクタイを外してもらったところです)
http://mainichi.jp/life/edu/child/news/20120224ddn013100066000c.html
ファザーリング全国フォーラム:男も子育て、トップが発信
<くらし経済 おおさか発・プラスアルファ>
男性の育児参加のあり方を考えるイベント「ファザーリング全国フォーラムinしが」(実行委員会主催、毎日新聞社など後援)が17日から3日間、大津市の大津プリンスホテルで開かれ、延べ約5300人の親子連れらが参加した。
最終日の19日には、育児休暇の取得経験がある首長が全国から集合して「パパ首長サミット」を開催し、イクメン推進などを求める「サミット宣言」を“採択”した。パネリストとして参加した首長7人の発言要旨などを報告する。【大道寺峰子、関雄輔】
◇“サミット”でイクメン推進宣言−−大津
パネル討論の後、特別ゲストとして嘉田由紀子・滋賀県知事が登壇。「全国約1800人の自治体のうち、イクメン首長は10人にも満たないし、女性も30人程。もっと多様性のある社会にしていくためにも、大いに発信していってほしい」とあいさつした。
最後に、イベントを企画したNPO法人「ファザーリング・ジャパン」(東京都)の安藤哲也代表が4項目からなる「サミット宣言」を提案し、各首長が署名した。
京都市から来場した団体職員の男性(31)は「我が家も2年前に長男が生まれたが、家事も育児も妻に任せっきりだった。仕事優先で育休は考えられなかったが、実際には休もうと思えば休めたはず。最近は反省して家族で過ごす時間を増やすようにしているが、イクメンにはまだ遠い」と話していた。
イベントは今年が初開催。次回は今年末ごろ、鳥取県で開催される予定という。
◇“パパ首長”発言要旨
写真<上>、中央の3人と右端を除き左から順に。末尾に就任時期と育休=天野市長は11年、他はいずれも10年に取得=のきっかけ。
■茨城県竜ケ崎市長・中山一生(かずお)(49)
男性の育児への無関心が、虐待などの問題につながる。育休のPRのため、市長という自分の立場を利用すべきだと考えた。育休中、市役所に度々顔を出していたら、職員から「これでは逆に育休がとりづらい」と指摘された。人事評価制度を見直したり、出産を控えた職員に対し、「いつ育休とるの」という言葉が気楽にでるような環境にしていきたい。(10年1月。第2子誕生)
■東京都文京区長・成沢広修(ひろのぶ)(46)
(首長の育休取得)1例目だったため、危機管理上の批判など全国から反応があったが、短時間勤務制度の利用や、有給休暇と育休を組み合わせて2週間休むなど、職員が制度をカスタマイズして利用する雰囲気が出てきた。それぞれの家庭で使いやすいよう、制度の多様性を考えていく必要がある。危機管理が大切だからこそ、積極的に取り組んでいきたい。(07年4月。第1子誕生)
■長野県佐久市長・柳田清二(せいじ)(42)
子供をしかるのは親にとって大きなストレスになるが、子供の事情を知らないと、しかれない。一緒の時間を過ごすことで、私にもしかる役ができた。妻のストレスが減り、夫婦関係も良好になった。育休をとるかどうかは個人の選択だが、したいのにできない現状は改善していく必要がある。少子化対策イコール人口問題との視点で各種施策を工夫していくべきだ。(09年4月。第4子誕生)
■新潟県阿賀野市長・天野市栄(いちえい)(53)
育児も介護も女性ばかりに押しつける現状は改善すべきだ。優秀な女性が職場を離れ、復帰できないのももったいない。女性の育休には臨時職員で対応しているが、男性には、自分が休むと周囲に迷惑をかけるという意識や「代わりの人には務まらない」というプライドがある。男性の意識変革もポイントだ。(08年4月。第1子誕生)
■広島県知事・湯崎英彦(ゆざきひでひこ)(46)
私が取得する際は論争になったが、「男性が子育てに関わるものではない」という意識の根強さを改めて実感した。そういう価値観を変えることこそ政治的リーダーの役割。私の取得前は1・2%だった県内の男性育休取得率は、その後4・6%に上がった。人口減少や労働力不足などが今後ますます深刻化していく中、女性が活躍にしくい現状が続くのは社会的な損失だ。(09年11月。第3子誕生)
■大阪府箕面市長・倉田哲郎(てつろう)(37)
男性の育休というとホリデーのように考えられがちだが、想定外の出来事の連続で、危機管理能力が鍛えられた。「育休」という言葉を変えてイメージを払拭(ふっしょく)するなど地道な発信が重要。親がどういう状況になっても、きちんと子供と向き合っていける環境を整えないといけない。親のニーズに応えることも重要だが、子供を一番に考えた議論を忘れてはならない。(08年8月。第2子誕生)
■三重県伊勢市長・鈴木健一(36)
妻が育児ノイローゼになるかもしれないと悩んでいたのを見て、住民も苦しんでいるのかもしれないと気付かされた。市内でもいろいろな意見があったが、議論を起こしていくことが我々の役割。驚いたのが、50〜60代の自営業者の男性に、夫婦協力して子育てしてきた方が多かったこと。絶対に育休すべきだと言うと善悪に別れてしまうので議論が必要だ。(09年11月。第1子誕生)
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◆パパ首長サミット宣言の骨子◆
1 イクメン、イクジイ(子や孫育てに積極的な男性)を推進しよう!
2 ワーク・ライフ・バランスを推進しよう!
3 男女共同参画を定着させよう!
4 災害に備えるため意識と行動を変えよう!
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そう、私たち男性は育児をします。だから女性たちは専業主婦にならず、外へ出て働いてください。
専業主婦制度をそのままに、男性が育児をしたのでは男性にとって、2重労働になってしまいます。
それは明らかな男性差別です。女性の勤労の義務も同時に主張したください。
私は30代ですが、子供の頃「パパ、ママ」というと、家の外では「父、母といいなさい」と親から注意されました。家庭内では「お父さん、お母さん」です。
パパでは幼稚であり、家庭内なら兎も角、公の場では父親というべきだと思います。なぜ父という美しい日本語を使わないのか不思議です。