昨夜はファザーリングスクール第7期の修了式でした。
これまで計7回の講義の補足・最終レクチャーとして僕から、受講生のパパ、プレパパに「ファザーリングの極意」を伝えました。
極意とはテクニックではなく、パパが子育てすることの社会的意義、目の前の育児・家事だけをこなすのではなく自分の人生に育児を巻き込んでその生活自体を楽しむコツや心構え。そして仕事とのバランスを常に取り、どんな事態でも家族を第一に対応できるフレキシビリティのことです。
最近はマジメなパパが多く、目の前の仕事も育児も頑張りすぎてしまい、いっぱいいっぱいになってしまう。それでは笑顔になれないので、ここはしっかり教えておきたかったのです。伝わったかな??
さて講義も終わり、卒業課題でもある受講者による「パパ宣言」(作文発表)が始まりました。
おっと、今日はママ同伴ではないけど、スカイプで自宅のママと子どもにメッセージを届けるパパも。
そして今日は3組。ママと子どもが修了式のゲストで来てくれました
そのパパの「パパ宣言」は、妻子を前にして読み上げてもらいますが、今日はこんな言葉が聴かれました。
「妻へ。一人目のとき育児を何もしなくてごめんね。このスクールでその大変さ、母親の偉大さに気づきました。二人目は子育て一緒にやりたい。育休も取る。だからこれからもよろしくお願いします」
「父親は仕事一筋。母親は専業主婦。そんな家庭で育った僕は娘が生まれても何も出来なかった。でもきみがこのスクールを薦めてくれて大事なことに気がついた。こんなに可愛い娘を産んでくれてありがとう。これからは一緒に子育てして、家族みんなが笑顔になるよう僕もがんばります。楽しい家庭にしよう」
いやあ、いいなあ。第1期の修了式からそうだけど、みんな最初はちょっと照れくさそうなんだけど、だんだん気持ちが入ってきて、自分で涙ぐんじゃうパパもいるんです。(それを見てこちらももらい泣き)
結婚〜出産〜育児のプロセスの中で、自分がいかに父親として機能してなかったかをママへの謝罪の言葉として涙ながらに語るパパたち。そしてこのスクールで学び、大事なことに気が付いた彼らは、今度は胸を張り、前を、家族を見て、今後の子育て生活に向かう意気込みを語ります。
「パパスイッチ、みんな入ってよかったね」
彼らの宣言を聴くと、いつもそう思うし、その家のママや子どもたちの笑顔が想像できてうれしくなるのです。
パパスクールは、これだからやめられない!
第8期は6月に開講の予定です
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