FJ会員はいま400名。多様な父親がいます。
そのうち何名かから、お子さんが発達障害らしいという話を聴きました。
2歳のときに気付いてそれから夫婦でどう向き合ってきたか。
子どもの情況や成長に合わせ、どうやって家庭や学校での生活を支えてきたか。
たとえ、ハンデを持っていても子どもを愛おしく育て、子どもを未来に導こうとするパパの姿がそこにありました。彼らは子どもにとっての「メインマン」(親友、大切な人)なのです。
しかし一方でFJの周囲にいる発達障害の子がいるママたちに訊いてみると、以下のような声がありました。
1)パパに支えてもらいたい。
初めて「発達障害」の可能性を告げられたとき、健診や専門医療機関などで指摘されたときに、たいへんつらい気持ちになったことを知ってほしい。ママ自身、ショックが大きい(大きかった)のだということをわかってほしい。同時に、自分のせいで子どもが障害になったのではないかと、自分を責めるママも大勢いる。
2)パパに受け入れてもらいたい。
発達障害という現実。ママが少しずつ受け入れられるようになっても、「どこが障害?」「ほかの子と何が違う?」「うちの子は普通」と壁になるパパが多い。
3)パパたちに理解してもらいたい。
発達障害の特性、子育ての大変さ。例えば…こだわりの強い特性から、言葉のつたない幼児期、思い通りにいかないとすぐに手が出てしまうケースが多い。そのため、周りの子とトラブルになりやすく、そうした子どものママは、ほかのママにいつも謝って回らなくてはならない。
4)パパに味方になってほしい。
「障害」を受け入れられない祖父母も多く、なかには、「ママのしつけや子育て」を原因にされてしまうケースも。一方で、「障害」がわかったことで、自分の子育てのせいではなかった、と安堵するママもいる。
5)パパに一緒に考えてもらいたい。
子どもの生活や進路、将来。親自身の関わり方、家族生活のあり方。ほかの子との関わりや、保育園、幼稚園、学校でいじめられないかなど、ママはただでさえ不安でいっぱい。障害への理解がない保護者から心無い言葉をかけられることさえある。
すべての家庭がそうではないにしろ、パパが子どもの障害を認めなかったり、しっかり向き合っていない状況が少なからずあるということが分かりました。ママは思いを持って子どもに寄り添っているが、折れそうになるときもある。そのとき同じ方向を見ていてくれる優しいパパがいてくれたら。。
FJは「笑っている父親になろう!」と言っています。
それは、発達障害児を抱えた家庭のお父さんも同じです。
なのでこの度、FJの当事者パパたちを中心に、
「FJメインマン・プロジェクト」を立ち上げます。
公式Facebookページはこちら⇒ https://www.facebook.com/fjmainman
発達障害児をもつパパたちを支援し、子どもとママが家族みんながもっと笑顔になってほしい。そして、地域社会など広く一般に発達障害のことについて知識を深めてもらい、みんなでその子の成長を応援できるような社会を目指すプロジェクトです。
ぜひ、皆さんも事業理念に共感いただけましたらご支援・ご協力をよろしくお願いします!
以下、メインマンプロジェクトのFacebookページより事業目的&内容。
「発達障害児」って、聞いたことありますか?
見た目ではあまりわからないけど、コミュニュケーションの取り方がちょっと違う、教科によって少し学ぶ速度が遅い、そんな子供達のこと。
発達障害児は、文部科学省によると6.5%の割合で通常級に在籍していると言われています。だとすれば、30人学級に約2人はいる計算。クラスに1人か2人はいることになります。
障害児と健常児の狭間、グレーゾーンの子供もいて、彼らは概して人付き合いが苦手。ですが、見た目ではわからないため周囲から理解されにくく、社会で、学校や保育園、幼稚園で生きにくさを感じています。
「メインマン・プロジェクト」は、パパ達がそんな発達障害児を理解し、関わり、彼ら彼女らが生きやすく、楽しく過ごせる社会にしていく。パパ達が、発達障害児の『メインマン』(親友)になれば、その先には…誰もが優しく、笑顔になれる、ユニバーサルな社会が現れる。それがこのプロジェクトの目的です。
★「メインマン・プロジェクト」の事業テーマ
@ 健常児を持つパパ達に障害のことを知ってもらおう!(一般のパパ)
障害を持つ子供の特性を知っていれば、学校、地域で、健常児、障害児と分け隔て無く関われる。そうしたパパの姿は、子供達が多様な人と接するときのロールモデル。パパ自身も、様々な子供の姿から学ぶことは多いはず。視野が広がれば、地域(イキメン)活動がより有意義に、豊かになるのでは!? また、障害児に対する対応は、実は健常児にも有効なことがある。目指すは、一歩進んだ、ユニパパ!(ユニバーサルなイキメンパパ)
A 障害児を持つパパは、もっと積極的に育児に取り組もう!(当事者のパパ)
障害児を抱える家庭では、ママが悩みを一人で抱えていることがたくさん。そのため、ママが気落ちしたり、うつ病になったり、もしくは夫婦仲が悪くなって離婚するケースもあるという。ともすれば、母子家庭や貧困の問題にも繋がってくる。パパが、もっと育児に取り組むことは健常児のパパより、120%増しで重要だ!目指せ!ユニパパ!(ユニバーサルなイクメンパパ)
★事業内容
@フォーラム、イベント等の開催
以下の点を軸にしながら実施、啓発活動を展開していく。
◆ 一般のパパ向けのもの
一般のパパに広く関心を持ってもらうために、単体のイベントではなく、ファザーリング・ジャパンや他のパパ団体等のイベント、フォーラムとジョイントとして開催していく。
◆ 当事者のパパ向けのもの
母親は既に関心を持っている場合が多く、既存の親の会など関連団体や支援組織と協働。例えば平日夜、父親の勉強の場を一緒に企画し、提供していく。週末であれば、当事者パパだけでなく母親も子どもも一緒に参加しやすい会を開く。
ASNS等で情報を発信
★キックオフイベント9/28開催!
「パパが子どもたちの“メインマン(親友)”になろう!」
日時:2014年9月28日(日)13:30〜16:30
場所:荻窪タウンセブン8階会議室(東京都杉並区上荻1-9-1、JR荻窪駅すぐ)
参加費:500円
参加申込:こちら受付フォームよりお申込ください→ http://bit.ly/1oshA8j
主催:NPO法人ファザーリング・ジャパン、発達支援団体「creo」、杉並区教育委員会
<内容>
・挨拶(ファザーリング・ジャパン代表 安藤哲也):5分
・挨拶(杉並区教育長 井出驤タ):5分
・アンケート報告(creo代表 赤池紀子):5分
・プロジェクトの説明(ファザーリング・ジャパン会員 橋謙太):15分
<講演>
・山崎晃資(一般社団法人 日本自閉症協会会長):40分
・ 金子訓隆(NPO法人おやじりんく代表) :20分
(休憩:10分)
・パネルディスカッション(司会 安藤哲也):60分
(山崎晃資 /井出驤タ /金子訓隆/ 村一浩(杉並区立こども発達センター所長) / 高祖常子 (FJ理事))
・質疑応答:15分
・挨拶(creo代表 赤池紀子):5分
ラベル:発達障害
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