2016年05月20日

証明!男性の育休や育児シェアの社会的効果

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FJで5/12に開催した、『働き方改革! もう一度考えよう男性の育休のすべて』

多様なメンバーによるパネルディスカッションも盛り上がりましたが、僕的には、お茶の水大学の石井クンツ昌子先生(写真)が基調講演の中で、学術研究の結果として、「男性の育休や育児シェアが、こんなポジティブな効果を生む(子どもへの影響、妻への影響、夫婦関係への影響、男性自身への影響、職場の影響)」という学術的な報告がうれしかったです。

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つまり10年前、FJを始めたときの「笑ってる父親が増えれば、家族が、地域が、働き方が、そして社会が変わるのでは?」という仮説が「正しかった」ことがエビデンスによって証明されたの?おい、やったぜ! そんな思いでした

とはいえ、それがまだ一般的になったわけではないので、笑ってる父親をさらに増やすべく、イクボス推進や長時間労働の是正、そして「イクメン」なんて言葉をなくすべく、活動に拍車かけて行きます!

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父親の育休取得には何が必要であり、取得の結果、家族にどのような影響をもたらすのか。
育休フォーラムでの石井先生のお話しの一部がマイナビニュースに掲載になりました!ぜひご一読ください。
http://news.mynavi.jp/articles/2016/05/17/father/
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2016年01月02日

FJ2016年は、10周年!

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皆さん、2016年 あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、昨年FJは「イクボス事業」がブレイクし、チームメンバーの講演やセミナーが400回以上ありました。今年はイクボスの波が地方にも更に広まると予測され益々、イクボス事業が活況化すると思われます。

また、国会議員の育休取得をめぐって男性育休の議論が深まっていく中、女性活躍推進法の4月施行に併せ「マザーリングカレッジ」も2月にはスタート。

さらに震災から5年の時を経て、FJ東北(別法人)もいよいよ立ち上がります。そのほか「主夫の友」プロジェクトなども推進していくでしょう。

そして今年はFJ設立(2006年)から数えて10周年を迎えます。
この十年で「イクメン」はすっかり定着した感はありますが、「働き方の改革」「子どもたちを取り巻く環境の課題解決」など、まだまだやるべきこと山積です。

今年はアニバーサリーイヤーとして、大きなイベント(事業)をいくつか手掛けていく予定です(下記日程参照)。

笑っている父親が、社会を変える!

今年も倍旧のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします

<2016年主な日程>

1/18 FJ緊急フォーラム『どうなる!?議員の育休』開催

2/6 マザーリングカレッジ開講

5/16 定時総会

5/26-27 女性活躍サミット2016に出席(伊勢志摩サミットに併せ伊勢市で開催) 

6月 参院選に向けた政党アンケート実施

6/24 ファザーリング・サミット開催(東京)

10/29 日本女性会議に出席(秋田市)

11/11-12 ファザーリング全国フォーラムinやまがた(山形市で開催)

11/22  ファザーリングジャパン10周年記念イベント開催(東京)
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2015年04月30日

滋賀県知事がイクボス宣言!

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4/30(木)、滋賀県の三日月知事がイクボス宣言をされました。これで広島県・湯崎知事三重県・鈴木知事に続き、知事職として全国で3人目です。

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三日月知事のイクボス宣言書

宣言に伴う談話で三日月知事は、以下6つのアクションプランを幹部職員に発しました演劇

@コミュニケーションとチームワークの強化
A仕事の効率化
B時間外勤務を少なくする
C年休が取りやすい職場環境づくり
D男性職員の育休促進
E県内企業・事業所にも発信

また滋賀県の特定事業主計画(H27〜30年度)のキャッチフレーズは「子育てを支え合う職場を目指して」。

そのための職場環境づくりとして、時間外勤務の縮減、計画的な年休取得の呼びかけ、テレワークの導入も。

そして、男性職員の育休取得率の目標を13%にし、そのために「イクボス面談の実施」や男性育休を増やした部署に対する知事表彰などもやって行くそうです。

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副知事そして部長級幹部職員もそれぞれ宣言しました。

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午後には、次長級〜所属長(ラインマネジャー)を200人集めて研修講演後、全員にイクボス宣言してもらいました!

昨年、知事に就任した三日月さんは3児のパパ。保育園の送迎などもやってきたようで、イクボスの意義をよく理解していただき今日の宣言になりました。今後の展開に期待してます!
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2014年12月26日

北九州市長がイクボス宣言

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今日は2014仕事納め。午前中、北九州市役所にて北橋健治市長が『イクボス宣言』をしたので立会いました。

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市長のイクボス宣言書!

全国の政令指定都市による宣言としては、11月の大阪・堺市に続いて2番目となります。(写真は市長の宣言書。宣言書には「北九州市イクボス10カ条」が記されてます)

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今日は市役所も仕事納め。年内最後の幹部会議で局長クラス全員もイクボス宣言書にサインしてもらいました(写真)。これで局長→部長→課長と伝わっていくでしょう手(チョキ)

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北九州市ゆるキャラの「ていたん」も宣言書に署名!

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署名の前にイクボスレクチャーやりました。ジェネレーション的に介護離職の話に食いついてた様子。

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さっそく、KBSの昼ニュースに出ました!

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翌日の西日本新聞にも記事掲載!

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毎日新聞にも!

2015年も『イクボス宣言』を更に推進していきます。次はどこの首長か?
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2014年07月01日

FJ理事会メンバーです

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本日よりFJ理事会(第8期)の構成メンバーも変わりましたのでご報告しておきます。

<理事> (○は重任、◎は新任)
○安藤 哲也(FJファウンダー/代表、タイガーマスク基金代表)
○川島 高之(三井物産ロジスティックス・パートナーズCEO)
○東 浩司 (株式会社ソラーレ代表)
○横井 寿史 (横井寿史社会保険労務士事務所 所長)
○塚越 学((株)東レ経営研究所 ダイバーシティ&ワークライフバランス推進部コンサルタント)
○村上 誠 (グラフィックデザイナー)
◎高祖 常子 (育児情報誌「miku」/WEBサイト「こそだて」編集長) 
◎棒田 明子 (NPO法人孫育て・ニッポン 理事長)
◎林田 香織 (ロジカル・ペアレンティングLLP 代表) 

「マザーリング」「パートナーシップ」「産前産後ケア」などを強化するために今回、女性理事3名が同時にジョイン。これまで男性理事オンリーだったのが今日から理事9名のうち3名が女性に。つまり国が進める女性活躍推進「202030」(=2020年までに、政治の世界や企業などで指導的 地位に女性が占める割合を30%にしようという国の目標)をFJは達成したということになります。

本日7/1からはこのロックなメンバーでFJを運営していきます。
事務局長:徳倉康之、顧問:小ア恭弘も一緒です!
皆さん、どうぞよろしくお願いします!!
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代表に復帰します!

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7/1よりファザーリング・ジャパン(FJ)の代表に復帰することになりました。
一昨年いったん代表をおりて副代表として活動してきましたので、今回再登板になります。

この2年間、FJとともにタイガーマスク基金の活動にも傾注してきました。そこで見た日本の社会的養護の現状と課題。子どもたちは自ら望んで施設に行くわけではない。児童相談所に保護されるその原因の多くが、父親の暴力(虐待)やDVによる離婚、母親の病気、家庭崩壊などでした。

つまりこれ以上、泣いている子どもを増やさないための予防的観点からも、「ファザーリングの活動をもっと推進して、心身ともに健康で家族を愛する父親を増やし、母親が健康になり自己肯定感が上がることで日本の子育ちの環境をよくしたい」と強く思うようになりました。

これからは既存の父親支援事業、つまり乳幼児の育児をするパパの養成(パパスクール)やWLB&育休取得促進(さんきゅーパパ)、父親の地域活動(イキメン)や、中高年男性のエンパワーメント(イクジイ)などの講演・セミナー活動、大学での授業等を継続しつつも、その枠を超えて活動の領域を広げます。

「思春期の子がいる父親とその家族を支援する事業」、「夫婦のパートナーシップを構築するための事業」、育児しながらも仕事で社会復帰またキャリアアップを目指す母親を応援する「マザーリング事業」、そしてダイバーシティなマネジメントができる管理職(上司)を増やすべく「イクボス養成事業」にも力を入れます。また父子家庭をはじめさまざまな課題を抱える多様化する家族を応援する「インクルージョン事業」もいくつか推進していこうと考えています。

FJのビジョンにおいてこの2年でよい方向に「変わったこと」もあります。がしかし、子ども子育てを取り巻く多くの問題、ストーカー事件や先の「都議会セクハラ野次」のように「まだまだ何も変わっていないぞ」と感じることも多々あります。

ですので明日からまた初心に帰り、FJのミッション「笑っている父親を増やして社会を変える」ことにロックしていくつもりですので、引き続きFJへのご支援と協働をお願いいたします!keep on fathering!exclamation×2


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2014年05月22日

イクボス・ロールモデルインタビュー第3弾!

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イクボス・ロールモデルインタビュー、第3弾アップしました!
http://ikuboss.seesaa.net/article/397601499.html

今回は(株)リクルートキャリアの佐藤雄佑さんが登場。30歳で営業支社長。ハードワークで圧倒的パフォーマンスを誇った男性がリーマンショックでボロボロになり価値観が変わったそうです。

そして人事マネジャーに異動。ワーキングマザー100人以上と面談してダイバーシティ施策や制度を導入。そして第一子誕生後に自ら育児休業を5ヵ月取得してパパの喜びも知ることに。

職場復帰後はメンバー20人を抱える管理職として年齢も経験もバラバラな組織のマネジャーとしてさらに進化を続けています。

そんなイクボスの熱い想いと戦略について東京・八重洲の本社でお話をうかがいました!

http://ikuboss.seesaa.net/article/397601499.html佐藤@.JPG




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2014年04月29日

イクボス・ロールモデルインタビュー第2弾!

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イクボス・ロールモデルインタビュー、第2弾アップしました!
http://ikuboss.seesaa.net/article/395842901.html

今回は若きボス(ウィルド社長)の大越賢治さんが登場。

かつてはワーカホリックだったボスのOSが変わり、仕事の受け方や進め方を変えた2年前半前から女性の入社希望者も増え、男性社員も趣味や家族との時間を取るようになり残業時間は大幅減になったウィルド。

巷で話題の「おやつタイム」とは?また新しく導入予定のWLB施策とは?
女性社員から彼はどういうボスに映っているか?

若きイクボスの情熱と感性。どうぞご一読ください!
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2014年04月04日

FJ 7th Anniversary !

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いまから7年前の2007年4月4日。

Fathering JapanはNPO法人の認証を受け、正式に活動をスタートしました。

つまり今日で7周年。(写真は7年前。仲間たちと)

いろいろやってきました。

ファザーリングスクールさんきゅーパパ(育休取得推進)絵本ライブやバルーンアート講座などでイクメンは増えたかもしれないが、新しいパパたちの新たな課題もまた見えてきた。

イクボスやイクジイももっと増やさないと。マザーリングも大事。

そして、フレンチトースト基金、パパエイド募金、タイガーマスク基金など。多様な課題を抱える父親・家族・子どもたちへのサポートもまだ十分でない。

まだまだやらなきゃならないことが沢山ある。

父親が変われば、社会が変わる。

この理念に迷いはない。

8年目もファザーリング・ジャパンは「笑っている父親」を増やすべく、仲間たちとロックして行きますので、皆さんよろしくです! 手(グー)


posted by イクボスブログ at 21:34| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | FJミッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月29日

育児休業給付金の引き上げが国会で可決!

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国会にて、改正雇用保険法が成立し、育児休業給付金の引き上げが決まりました!ぴかぴか(新しい)

生後半年間の間、これまでの5割の所得補償から67%(3分の2)に引き上げられます。

育児休業給付の引き上げはこの4月から。これまでは休む前の賃金の50%が1年間出ていましたが、4月からはこれを半年間に限67%に引き上げるというルール改正です。

つまり例えば共働き夫婦が育休期間を1年とすると、最初の半年をママが取り、その後パパにバトンして半年間取得すると、二人とも67%ずつもらえるから、1年間の家計収入が大きく減らないということ(ママが一人で1年間取ると、<最初の半年は67%だが、後半の半年は50%>になる)。

これは明らかに男性の育休取得率が高まる可能性があるのです。

一昨年の秋以降、FJは3回ほど厚生労働省に対して、政策提言を行ってきましたが、ようやく実現に結びつけることができました(写真)。イクメン議連のメンバー、田村憲久さんが厚生労働相になったことも大きかったです。
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昨晩はコアメンバーで祝杯をあげつつ、来年度は育介法が見直し対象になるので、FJとしては本丸の「本格的パパクオータ制度」の導入や「非正規社員への育休制度適用」などを求めていくための作戦を練りました!

パパ側のサポートは整ってきたので、男性が育休を取りやすい職場環境にすべく、やはりイクボス(子どもがいる社員を応援する管理職)の養成も必須と考えていますパンチ

★改正雇用保険法が成立 育休給付拡充、4月から
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014032801001708.html

育児休業給付の拡充を柱とする改正雇用保険法が28日、参院本会議で可決、成立した。半年間に限り、給付率を休業前賃金の半分から3分の2に引き上げる。4月1日に施行する。

収入の落ち込みを懸念して育休を取ることをためらっている男性に取得を促し、働く女性の子育て負担を軽減する狙い。

育休給付は原則として子どもが1歳になるまでの間、休業前賃金の半額を支給している。4月からは共働きの夫婦が半年ずつ交代で育休を取得すれば、合計で1年間にわたり給付が増額されることになる。

(共同)2014年3月28日 13時36分
posted by イクボスブログ at 08:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | FJミッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする